千翼は悠と激しい戦闘になる、そこに割って入ったのは悠を追いかけ4Cに入隊した美月だった。一方、志藤のもとに駆除班の面々が集まる。<5年前>を清算する為に、それぞれの意志が動き出す。
ペルソナ・ノン・グラータ(ラテン語: Persona non grata)
Wikipediaによると、外交用語であり、
接受国による外交官の受け入れ拒否や外交官待遇の同意の取り消しを意味するそうです。
さて本編。3話にして既に、さして高くもない私のグロ耐性が
「いやいやいや、無理無理ムリムリ・・・」と悲鳴をあげてるような状況です。
きつい。この勢いでは最終回までたどり着けないかもしません。・・・いや見るけど。
さて、season.1では絶対なる禁忌であり、
アマゾンを擁護する悠ですら「これを犯したら倒す」と明言していた行為、「人喰い」
その一線を、千翼は既に超えてしまってるんだよな。
・・・超えてるんだよね? アマゾンに育てられていた頃は、人を喰ってたんだよね?
そういう意味ではあやうい存在なんだな、と思いながら今回のラストシーンを見てたんですが、
そこへ戻ってきたイユちゃんの、容赦ない「ターゲット、確認」
もう本当に、千翼の恋心の設定が残酷すぎるよな。
感情を失くした今にあっても、アマゾンの本能である「人喰い」は、
イユちゃんにとって最低最悪の忌むべき存在なんだよ。
千翼と彼女は共存し得ないんだよ。
いやまぁそもそも、人喰いの衝動にさいなまれる彼が人間として生きようとすること自体
無理ゲーだろっつー話ですよね。
というわけで。今回は気持ち良いくらい容赦なく切り裂かれていた千翼です。
なんつぅかな、もうな、「彼女を救えるのでは?」というある意味上から目線な考えを
バッサリと一刀両断された感じです。いいぞ!
ところで、重傷負っても治るんですよね?悠みたいに。
実際、予告ではたいへんお元気そうに見えたし。ほらやっぱり人外じゃん。
大事な預かりもの(ですよね?)な千翼が瀕死状態になってるところに現れる黒崎さんですが、
少しは動揺するかと思いきや、冷静。そしてうっすらとだけど、笑っている。
たいへん黒崎さんらしいのですが、この人も何を考えてるのか読めないなー。
ミネラルウォーター「AromaOzone」は「アマゾン」にちなんで名づけられてるんですね。
いまごろ気づいた。
今回いちばん心に残ったやりとりが、こちら。
「はっ!ありえんよ。死んだ人間が生き返ったら大問題だ」
「でも、あんたがやってることはそれじゃないか」
「とんでもない、そんな恐ろしいこと、まさか」
橘局長。まじお前がそれ言うか?って話だし、
ギャグで言ってるのか?って真顔で問い返したいシーンでしたが。
「人間の尊厳は守るべきだが、屍体はただの屍体だからな。
人とアマゾンを融合させるような、どこぞの悪趣味連中とは違うよ」
と言われると、まぁ確かにそっち側(水澤本部長)の方が狂ってるような気もしたり。
・・・いや、だからって、屍体を道具に使うのは悪趣味っていうか、倫理に反しまくりだけどな!
100歩譲って、100歩譲って、屍体が本当に「ただの容れ物」だったら、そうかもしれない。
でもおそらく、ただの容れ物じゃないんだよ。
だって彼女は、悠を見て、彼の姿を必死で追いかけていたんだよ。それは「感情」の現れだよ。
駆除班。
season.1のメンバーが出てくると、それだけでテンション上がりますね!
志藤さんのチームもいよいよ行動開始。
新規加入の長瀬くん、考えてみるとこのTEAM Xのメンバーも「ORPHANS」だったのか。
だから、同じ天涯孤独な千翼に対しても、彼の正体に臆することなく
仲間として扱っていたんだなと。彼らなりに受け入れていたんだなと。
悪い人たちじゃなかった。・・・まぁ、考えが足りないよな?っていうところはあったけど。
もしかしたら志藤さんのバックには水澤本部長がついてたり?とか期待しちゃいますが、どうかな。
そして、大学教授であったイユパパが水澤本部長とつながってても不思議ないような気もする。
志藤さんチーム-水澤本部長-イユパパ(人間)-悠、のラインが実はつながっていて、
橘局長&4Cメンバーと対決!だと、season.1メンバーがんばれ!橘局長悪いやつ!と
たいへんスッキリと気持ちよく応援もできるわけですが、
まぁ、アマゾンズでそんなわかりやすい構図を作ってくれたら、すごくビックリするよね。
どうせこう、見てる方が喉をかきむしって「あぁ!あぁぁ!」って叫びたくなるような
こじれた関係になるんでしょ? 楽しみにしております!
その他にも、いろいろ気になるシーンがあった。・・・というより、
なんかもう羊羹のようにこってりぎゅうぎゅうに詰まった感じで、
どのシーンも、それぞれの思惑を想像するだけでこちらのメモリがキャパオーバーしちゃって
どうにも感想がまとまらない感じです。大変よかった。だだグロシーンはグロかった。