景和が「デザイアグランプリの全ての犠牲者が蘇った世界」という理想を叶え、沙羅や父と母も生還した。しかし、人々が謎の集団に襲われるなど街は荒廃する。いったい何が起こったのか?
願った世界と違うと動揺する景和。そして英寿らも不審を抱く中、ベロバは『世紀末ゲーム』の開始を宣言する。そんな中、光聖を付け狙う男が現れると、娘の祢音に狙いを定めて・・・。
願った世界と違うと動揺する景和。そして英寿らも不審を抱く中、ベロバは『世紀末ゲーム』の開始を宣言する。そんな中、光聖を付け狙う男が現れると、娘の祢音に狙いを定めて・・・。
祢音回ですね。
いままでの流れを総括すると
・鞍馬の実子であるあかりちゃんは、誘拐事件で殺された
・パパさんは、あかりちゃんの復活は望まなかったけれど(不思議)
誘拐事件で娘が死んだという事実は消してしまいたかった
・以来、パパさんはひとりであかりちゃんの思い出を胸に抱いて生きてきた。
→祢音のことは「代理」だという認識
・ママさんは、誘拐事件の記憶は残ってるから、祢音を必要以上に束縛してきた。
パパはともかく、ママは祢音を愛してきたと思うんだけどなぁ。
形が歪んでいただけで。
ともあれ。血はつながっていないとしても
親子として過ごしてきた時間は、家族としての絆を間違いなく育んでいたよ、という
お話でした。キューンは何だったんだ(苦笑。
まとめてみると、パパさんが面倒くさい人だったというか、
あかりちゃんを失った悲しみを、ママさんと共有できればよかったのに
それができない夫婦だったところに、問題の根がありそうなですよね。
祢音も、人から愛を「与えられる」ことばかりを望み、欲していたけれど、
自分のことを知って、愛を「与える」ことを知った。
これで祢音の願いは叶って、まずは祢音編完結、ってとこですかね。
終盤に向けてお話が収束していく・・・ちょっと寂しい。
あと、ベロバが祢音の「最高の不幸」を期待してわくわくしてたんですが、
なんていうか。あの展開でパパさんが来なかったとしても
祢音はふつうにそれを受け入れたと思うよ?ってなりました。
ベロバは祢音を叩きのめし過ぎだよ、もう祢音から不幸は摂取できないっしょ。
一方、メインストーリー。
「俺をだましたのか。俺が願った世界と違うぞ!
父さんも母さんも姉ちゃんも、みんな犠牲に・・・!」
「確かにかなえたさ。
だがおまえがよみがえらせた犠牲者の中には
救いようのない悪党が大勢いた。
本来ならジャマトの肥料と化していたヤツなのに
お前がよみがえらせたせいで、お前の家族はみんな・・・バーン」
しかしこの「救いようのない悪党」に力(ドライバー)を与えたのはジットですから
悪意しかないんですけども。酷い。
「かなえる世界を誤ったな。
俺はこの世界をバッドエンドに導くために
送り込まれたゲームマスターだからな」
酷いと思ったらそういうカラクリで。
「バッドエンド請負人、ふざけた野郎だ」
ほんまソレ。
しかし、景和の願いばかりがそんな「猿の手」みたいなしっぺ返しくらうの
可哀そうな気がする。まぁ、ツムリを拉致ってるからしっぺ返しもくらうかそりゃ。
なんかこう、主人公補正の当て馬になってる気はするんだよな。
実質、主人公より目立ってるので、美味しいポジションではありますが。
「バッドエンド・・・?」
「そういう需要もあるんだよ。
コアなオーディエンス向けにな」
コアなオーディエンスっ!貴様らっ!!!
さておき。グランドエンドが実行されてオーディエンスは撤収したってのに
まだエンタメしてるんですか。中継ではなく撮影のみ? 録画でもご満足いただけますか?
「ならギーツを倒してみせろ。
これ以上ないバッドエンド、
すべての元凶はギーツだ。
あいつのせいでツムリは女神になり損ね、俺が出張る羽目になった。
あいつが生きてる限り、女神の力は使えないぞ」
いや元凶はお前ら運営だろっつー話ですが
景和はすっかりあちらの陣営の人になってて、
道長と入れ替わっちゃったなぁという感じ。
「だから言ったろ。幸せの総量は決まってるって。
全てが丸く収まるなんて都合のいい話はねぇんだよ。
自分の家族を救いたきゃ、誰かの幸せを奪うしかない」
「無様だな。
何かを願うからそんな目にあったんだ」
「幸せの総量」について言及している。
このテーマを、道長編(あるのか?)で回収するのかなぁと思ってる。
大智。
意外としぶとく生き残っている(苦笑。
「ニュースを見る限り、タイクーンの家族もなくなったようだし、
救うにはもう神頼みするしかなさそうだね。
・・・似合わないな。救世主にでもなるつもりだった?」
「その言い方・・・救える余地があったってことか?」
「あの樹は人類の記憶をつかさどる僕の幸せそのもの。
誰にも触らせない」
「何が人類の記憶だ。死んだらそれまで。
幸せもへったくれもないだろ」
意味深。
「救うには」とは、景和のこと・・・じゃないよね。世界?
世界を救える余地があったってこと?
大智は、志半ばで倒れたとは言え、途中までは人々の記憶を集めていたので
そこに何らかの手がかりがあったのかしら。
例えばアルキメデルの知識もそこにあったとしたら、けっこうな財産だよね。
個人的には、小悪党な大智くんは割と好きなので
(先週までの顔のペイントは似合ってなかったけど
最後の展開のキーパーソンになって欲しい気もしますが、
なにしろねーちゃんを殺した犯人なので
鍵になるのは大智ではなく「樹」の方かな。
いつもコメントありがとうございます!
> タイムマシンあるんだから誘拐事件の日まで遡ってあげれば良かったのに。
鞍馬家のあれやこれやは、完全にパパさんが原因ですよね。
「お前がややこしいことしたからだよ!」に尽きますw。
面倒臭い男だなぁと(苦笑。
> あかりちゃんの事件もスポンサーになってもらう為に運営が仕掛けてたりして。
うっわぁ。なくはない話ですよね・・・。
ここへきて、過去の誘拐犯が出てくるとか思わなかったんですけど
運営が仕組んでいたなら、納得の展開だし。
パパさん、恨むなら運営みたいですよ(汗。
> しかし世界が変わった途端にギャングライダーズが活動してたのは謎。
話がややこしいですよね。
本来であれば、世界が変わった時点からみんなゼロスタートを切るはずなので、
悪い人たちが超絶マッハで活動を開始したってことでしょうね(苦笑。
運営がお膳立てしてくれたのかな。
ツムリに別口でお願いしてたのかもですね。
> ちなみに現在って英寿のデザグラ絶賛開催中のはずですが、
消滅するとか蘇るとかいうルールは、デザグラ共通なんですかね。
運営が決めたルールだから、主催者(英寿?)が好きに決めてよい気が。
何にしろ、知恵の樹があれば何とかなり・・・そうな?
なるんですかね。
IDコアを養分にされたライダーと知恵の樹に吸収された人たちだけは
返してもらえそうな雰囲気ですが、
あれって不可逆じゃないんだろうか(苦笑。
コメントありがとうございました!
>あかりちゃんの復活は望まなかったけれど
タイムマシンあるんだから誘拐事件の日まで遡ってあげれば良かったのに。
てか誘拐犯、脱獄のタイミングでベロパと一緒にいたし、もしかすると以前から未来人達と面識あったかもしれないですね。
あかりちゃんの事件もスポンサーになってもらう為に運営が仕掛けてたりして。
>ママは祢音を愛してきたと思う
確かにお母さんは正真正銘自分の娘だと思って育てていたわけですもんね。
>「父さんも母さんも姉ちゃんも、みんな犠牲に」
冒頭の感じだと、折角みんな生き返ったのに景和は誰とも会わずじまいでしたね。可哀想。
しかし世界が変わった途端にギャングライダーズが活動してたのは謎。
それだと願いは「犠牲者がよみがえる」ではなく「犠牲者は存在しなかった」じゃないと不自然に。
でもそれだと大智の知識の樹も最初から無かったことになっちゃうし、時空ネタは難しいですね。
ちなみに現在って英寿のデザグラ絶賛開催中のはずですが、
"ジャマトに倒されたらよみがえらない。でもライダーが倒せば記憶を消して元の生活に戻れる"
ってルールは生きてるんですかね?
もしそうなら最後はみんな復活できそうですけど…。