映画「猿の惑星:創世記」を観てきました。
茶々丸オヤジに猿の惑星は公開されたのですが、5部作が、ほぼ毎年公開されるごとに子どもながらにその斬新なストーリーに、夢中でした。
今回の「猿の惑星:創世記」は、新しい解釈で作られた、新たなスタートを切るような作品に仕上がっています。
少年時代の特殊メイクでリアルに作られた猿の姿を見たときの感動は、アバターで用いられたVFXの手法が、よりリアルな世界の中で表現されて、3Gを超える立体感を感じました。
この映画、数々の猿が登場しますが、すべてがVFXの世界で作られ、本当の猿は一匹も登場しません。その点で動物愛護団体からも高い評価を得ているそうです。その技術は、最後まで見間違う事無く展開されていきます。
特に、主人公の猿のシーザーを演じたアンディ・サーキスのパフォーマンスは見事で、人間が演じているとはまったく感じられません。
今回の作品は、パーキソン病に冒された父と新薬開発に情熱を注ぐ息子。その過程の中で、高度な知能を持つ猿として生まれたシーザーの親子関係が描かれ、ヒューマン映画と社会派映画の一面を持っています。
その点でも、SFと言うジャンルを超える作品で、今後の展開に大きな期待を感じます。
最後に、人類が神の領域を侵そうとするときの結末が、この映画のクライマックスですが、そこのところは、劇場で確かめてみることをオススメします。
進化する猿、人類は本当に猿により征服されかもしれません。