Queen誕生とフレディーマーキュリーの生涯を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観賞
僕が中学から高校、大学と常に洗礼を受けたバンド。クイーン。中学から高校までは、ほぼストーンズに没頭していた僕にとっては、長髪で、どこか中世的な香りをもったクイーンをまり好きはなかったけど、その幅広い音楽性で80年代は心酔していった記憶があります。特にリードボーカルのフレディー・マーキュリーの変貌ぶりに驚き、公にカミングアウトはしてなかった彼が、エイズを発症しながら、あのライブエイドでの伝説のパフォーマンスに、45歳でこの世を去ってしまったことは、今での衝撃的な出来事として刻まれています。
今回の映画は、クイーン誕生とフレディーの半生を描いた伝記映画ですが、紆余曲折を完成したことに喜びを感じています。先ず、フレディーを演じたラミ・マレックを初め、メンバーを演じた風貌と仕草や演技に感服しました。
物語は、メンバーとの出会いと誕生。タイトルにもなっているボヘミアン・ラブソディをはじめとする名曲秘話が実際の音源と共に蘇る音楽ファンにはたまらない演出に、フレディー愛の軌跡と苦悩、メンバーとの確執や周囲の裏切りなど人間ドラマとしての見応えがありました。今回の映画が、熱い支持を得ているのも、フレディー・マーキュリーという偉大なボーカリストの波乱の半生を中心に描かれている由縁だと思うのです。そして、迎えるライブエイドでの20数分間のパフォーマンスに彼の幸福を感じ、鳥肌と共に涙があふれ出ました。
今、なぜQueenなのか?この映画を観れば明確です。音楽を愛する人なら見逃さず映画館で観てほしい名作です。