新年あけましておめでとうございます。僕の拙いブログを読んでいただいているみなさん、感謝と共に本年もお付き合いをよろしくお願いいたします。
2014年最初のブログは映画でスタートです。今大ヒットの百田尚樹原作の映画化「永遠の０」を観賞。
今までに、戦争とりわけ、神風特攻隊や人間魚雷などを描いた映画は数多くありましたが、今回の作品は原作の面白さに加えて、山崎監督が描く独特な時代感覚がうまく合わさって、感動かつおもしろい作品に仕上がったように感じます。
実写とＦＸ映像を巧みに組み合わせ、零戦搭乗員のキャスティングも、小柄でありながら凛々しい姿の若手俳優を起用し、生き延びた戦友には、個性的で深みのあるベテラン俳優を起用。百田氏が映画を絶賛するように、原作の登場人物に重なる雰囲気がありました。
祖母の死によって、明かされる亡き実の祖父の存在を調べていくうちに、祖父の謎めいた実態が明らかになっていく様と生きて帰ることを約束しながら、自ら特攻を志願した祖父と祖母、そして、現在の祖父との関係が明かされるまでの時間が時間の経過とともに興味を増していきました。戦争の愚かさと人間としての誇りを強く感じる名作と言えます。
