イッセー尾形さんの一人芝居が好きです。茶々丸オヤジの記憶では、お笑いスター誕生の頃からだと思います。
イッセーさんの演じる様々な普通の人々の中にあるユーモアが、僕のツボにはまっています。
今回は、小松政夫さんとの二人芝居「小松政夫とイッセー尾形のぴーめん生活」と言うことで、また違う展開を楽しみに観劇しました。
スタートは、田舎にやってきた女?と老婆
家族にクリスマスケーキを持って帰る上司と部下
新人ホステスに絡むお局ホステスと支配人
社長と病み上がりの落語家
ラグビー部員とマネージャーの卒業後
五つのショートストーリーで展開された今回の芝居は、70歳の小松政夫さんが、老婆、部下、支配人、落語家、同級生と様々なキャラクターを小気味よく演じていて、かつてのテレビでのエネルギッシュな活躍ぶりに円熟味がプラスされ、還暦を迎えるイッセー尾形さんのひとり芝居を凌駕するよう雰囲気がありました。
イッセー尾形さんのキャラぶりも相変わらずの雰囲気で、今回は小松政夫さんの魅力の引き出し役になって、二人芝居を楽しんでいるようでした。
最近の短いコントとは違う、アドリブも交えたショートストリーは、大人のお笑いファンも十二分に満足する、濃密な笑いであふれていました。