サイコロをじっと見つめる。
殺意と共にだ。
そして呟く。
「もし今、お前が６を出さなかったら、核実験するけど良い？」
出目は２だった。
かくして核実験は行われた。
もし「大賀さん」紛争解決機構、”それ”が、期待される性能を示している、のなら。その結果は「現実」であり、”それ”を歪める事は…物理的に出来ない、筈だが。それを何とかしようとすれば、抽象的に表現すると？先の情景になる。
自分も愚かにも、ちょっと試したら６が出ちゃって、「おい」とか、なんか笑ってしまったが。この例は、いつか絶対に現れはするのだ。単に、今は”神様の意向として”６が出ただけだ、核実験の場所も設備も、有りはしないが。しかし、「可能性は有る」のである。それはそう、何かのパワーによって、だ。
…人間には、この時、この不可能？に挑む人の意向を止める事は難しい。
解っている、みなまでいうな。
笑い話と言いたいが、今の北朝鮮、或いは「中華思想の皇帝」その行動原理は、”この辺”ではあって。「王の権威」が存在する時、確かに、この時出目が２でも、６に変えてしまう強制力は動いた場合は有る、筈だ。９９％を救う為に１％未満を切り捨てる選択。ただ？その結果として「中華思想の皇帝」それは、”存在する場所を得てしまった”訳で。”これ”が発生した、当時の状況で果たして「仮想現実的な戦争」それは実現出来たろうか？それは解らない、ともかく独裁性は不可能を可能にする力として、人々に求められ続けてきた訳だ、それこそが、創作者の悲願でさえある。
ただその結果、ヒットラーは誕生し、原爆は落ちた訳だが。
結局、北朝鮮の現実は、共産主義その現実ではある。”これ”は、もちろん「王の権威」それを得る資格は無い、訳だ。太平洋戦争を起こし、原爆を使った何かと”同じ”で、「内需拡大が出来ずにどうやって世界を維持するつもりだ？」その後は世界大戦の果てに核による滅亡しかない。「これはダメだ」それを納得する時、独裁性それは、完全に否定されてしまうのかもしれない。もともと、価値の発生その物が「他人を必要とする」のだ、如何に遠距離でも、或いは「他の異世界」であっても。こちらのプラスが向こうのマイナス、そう言う世界を見つければ？お互いの”不用”、それは交換が可能だ。数値的には損害が利益に転じる訳で、実例はあるか？と言うと、「植物は、動物らの排泄物を栄養にして育つ」のである。世界は循環があり、それは要するに「そう言う原理」によって構成されている。創作の原理も結局はこの辺であり、そこに接続しないと利益性が出ない。正義とは何ぞや。
ただその時、自分としては問題ないグレートマジンガーが「アホか」それで否定される事に。
私はお前などよりよっぽど学も収入も家柄もあるんだぞ？！的な、それが粉砕される瞬間。理不尽だが、そう言う視点では単なる勉強か研究不足、そう言う絵かもしれず。しかし残っていく憤り、許し難き凶王よ、お前を殺しに行く。
寿
(0±0)
大賀さん >ｵ､ｵﾚｶﾞﾅﾆｼﾀｯﾃﾝﾀﾞﾖｰ
果たして、「大賀さん」それは、それが齎す結果それは、現実と等しいのだろうか？凶王を撃たん！それは、単なる愚者に過ぎないだろうか、それは相応の因果に飲まれて行くのだろうか。
うっかり賽の目で６が出ても、不意にゲージが一つ凹んでも、あまり信じられない。
