ちょっと想像はする。
胸元に、或いは「ミニック」と呼ぶ小さな端末が有る。
GPSを装備、低速ながら通信環境を持つ、小さな情報端末。
それを胸ポケット辺りにしまいつつ、自販機の前に。
ミニックは常時、ポイント関連の受信を監視はしている。
既に事前登録はされていて、缶コーヒーを買うと、そのポイントがその「ミニック」を通し、ユーザーのアドレスに加算される。
ユーザーは後でPCやスマホで自身のアドレスを確認し、そこに入ってるポイントを任意で変換、利用する。
登録してない場合は、ミニックを持ちだし、その場でユーザー登録ボタンを押せば、その時点で登録は完了する。
基底となるユーザー情報は、既にミニック購入時その他で登録はされている。その中から任意のモノを使用。
ポケベル機能もあり、また、位置情報を指定した端末に伝達する機能もあって、保護者がその所有者の居場所を特定する、その能力もある。
子供らは各地で開催されるイベント等に、ミニックを持って参加。参加賞の様な感じで、ポイントが得られたりする。そのポイントが有れば、ゲームが遊べたりする。体を動かす様なイベントにも、或いは参加する理由には成り、体力面での懸念が少し解消する。
”これ”を現行のスマホでやろうとすると、非常に面倒だ。
取り出し、起動し、操作し、タッチパネルをかなり操らねばならない。
この辺まだ、ガラケーの方が解りやすかった。
取り出しボタンを押す、のは抵抗感が無かった。
逐一、スマホの存在がウェイトに成ってしまう。
この端末はありとあらゆる事をこの一台でやろうとする事に、妙な執着があるから、だ。
結果、分業が出来ず、レスポンスが悪くなる。それでいて、こういう否定要素には強い敵意を向ける、そう言う個性が或いは有る。
ともかく「スマホでも出来る」それは間違いない。
些細な、レスポンスの差だ。
是非はある。