化学って雑誌に載ってたのを引用します。
チタン酸化物上で水が光触媒によって分解して
電気を発生する原理を
模式化したものだ。
あまりにも単純な図で新しい知見は何も導かれないが
わかりやすいので引用します。
グラフェンがカーボンの単層シートなら
チタン酸化物でも同じように単層のシートが出来ていた!
溶けやすいリチウムとカリウムのチタン酸化物を溶液によって化学的に剥離する。
その単層シートを基板に溶液を用いて静電気的に付着させる。
重なり合った部分は超音波で選択的に壊すことで
単層シートで9割以上覆われるらしい。
溶液プロセスだけで基板にダメージがないため接合面がきれいです。
膜厚は10ナノメーター程度で、従来のサイズ効果より小さな膜厚の誘電体薄膜が得られている。
ここから先は想像上の実験室だが
リチウムとカリウムとビスマスとチタンで同様に
単層シートを作って
基板上に並べたら
強誘電体薄膜が得られるんじゃないの?
層に対して垂直なc軸方向に分極する強誘電体を作るのがポイントかな?
もう一つのトピックスは強磁性体かつ強誘電体。
鉄ビスマス酸化物が例に上がっていたけど、
強誘電性はともかく磁性体としてまだまだ未解明で特性も低そうです。
お得意の鉄コバルト硫黄などを混ぜれば磁性体としても特性あがるかも。
最後に
上の2つを組み合わせて
リチウムカリウム鉄コバルトビスマスチタン酸化物?
を作って単層シートを基板上に配列すれば
強磁性体かつ強誘電体薄膜を作製できる可能性があるね!
先生、いかがですか?
新しい研究テーマに採用してみませんか?