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Sander OTTEさん、銅表面の塩素イオンで高密度記録

2016年07月19日 | aichi-happy理科実験2016
Sander OTTEさん、銅表面の塩素イオンで高密度記録の原理実験を成功させた。

銅の表面を覆う塩素イオンによって原子スケールの記録書き換え媒体が作成できる可能性があるらしい。
1インチ平方あたり500テラバイトというHDDの磁気記録を数桁上回る高密度記録だ。
銅メッキと塩化物イオンを卒業論文で扱い
高密度HDDを同じ研究室内で扱い、
次世代記録メモリを修士論文で扱っていたのに、
全く思いつかなかった。銅の表面の塩素イオンの配列は極低温では、位置を固定できてそれを記録のオンオフに対応させ得るんだ。
これはおもしろい。
素朴な材料を高度に制御させて新しい用途を拓くという意味でも画期的な研究だと思う。
ぜひ実用化に向けてアイディアを研ぎ澄ましていって欲しい。

Sander Otte, the lead scientist on the project, said: “In theory, this storage density would allow all books ever created to be written on a single postage stamp.”

http://www.huffingtonpost.co.uk/entry/scientists-have-created-a-device-that-writes-data-atom-by-atom_uk_578dfb2be4b019ee5fd8516f

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