昨夜の、ニュースでビンラディン容疑者殺害を知りました。NYでは、歓喜の様子が映し出されていましたが、私はそんな気分ではありませんでした。なんだか虚しい。
日本の大震災で多くの方々が、亡くなりとても悲しいのに、世界の色々なところで殺し合いが未だに続いているから。
9.11 その時私は、ポーランドのTychyの事務所で仕事をしていました。スタッフが、アメリカで凄い事が起こった、ビルが倒れて、NYが大混乱になっているようだと、直ぐにインターネットでニュースを探したが、活字のみで詳細が良く分らない、くしくも前の日に日本からの出張者がおり(前日にチェコに移動していた)、日本から直ぐに電話があった、状況の説明を受け、出張者の連絡先を継げ、近日中の出張は避けるようにと指示があったことを覚えている。
あれから10年色々な方々が、NYでの体験を話してくれた、NY事務所のスタッフが現地に居合わせ、M銀行の方に直ぐに何も持たずに逃げろーっと言われ、命拾いをしたこと、ミッドタウンで仕事をしていた(通勤途中)方は、異変に気づき(ダウンタウンの煙)そのままハドソン川を引き返した、電車はすべて止まっていたので、数十キロの道のりを8時間掛けて帰ったと言う。
その後も、世界各地でテロの影響が出た、空港での厳重なセキュリティーチェック、景気後退、ロンドン同時テロ、インドネシアのディスコテロ、スペイン、インドの列車テロ。
人を救う宗教が、人を殺めて何を見出しているのか?どうして人はそんな考えに賛同するのか?私には理解できない。
アメリカのエゴについては、私も思うところがありますが、一生懸命に生きている人を何人たりとも殺める権利は持たないことを、宗教はといてほしいと願います。
天災で多くの方々が、無くなった日本で命の尊さを世界に伝える、宗教を超えて命の大切さを訴えることが、今日本が出来ることではないでしょうか。