札幌っ子が無性に食べたくなるというぎょうざの「みよしの」。1967年(昭和42年)5月に狸小路近くに餃子専門店としてオープンし、現在、札幌市内の22店舗と旭川・苫小牧・恵庭・千歳など全部で27店舗を展開します。安価で手早く美味なチェーン店として人気のようで1977年(昭和52年)に販売開始した「ぎょうざカレー」は名物メニューで札幌っ子のソウルフードとか。本日は地下鉄東豊線「栄町駅」最寄りの「みよしの栄町店」です。
順不同になりますが「春の洋ラン展&ツバキ展~百合が原公園~」後のランチに「みよしの栄町店」です。「ミルクランド北海道カフェ」訪問の際に以前購入した「宝永餃子カレーパン」の記事を見ていて“札幌っ子のソウルフード!”だとか“最強のB級グルメ!”とか言われている“みよしの「ぎょうざカレー」”を思い出しました。住宅情報誌『スーモマガジン』(2021.9.1.発行)の「ご当地自慢ランンキング(札幌&近郊)BEST30」の第26位にランクインしていた店で機会があれば試してみたいと思っていたところ未だ未食でした。そんな折の「百合が原公園」です。公園界隈にはあまり食事場所がなく地下鉄東豊線「栄町駅」近くで店を検索していると駅すぐに「みよしの栄町店」を発見。良い機会でもあるので“札幌っ子のソウルフード!”を試しにやってきました。場所は地下鉄東豊線「栄町駅」3番出口から「丘珠空港通り」をほんの少し西側に歩いたところです(地図)。
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「みよしの栄町店」の外観。「丘珠空港通り」に南向きに立地しています。
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「1967年創業」で「ギョウザ&カレー」の「MIYOSHINO」です。
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店内の様子。牛丼店のようなU字カウンターに島テーブルを組み合せたカウンター席が40席ほど。“がっつり食べるぞ!”って感じの男性客が中心です。
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メニュー。「ぎょうざ定食」が税込み530円、人気メニューの「ぎょうざカレー」が同510円、単品の「ぎょうざ(6ケ)」が同260円と庶民の味方価格です。グランドメニュー以外に期間限定・店舗限定の「カキフライカレー」や「ホッキカレー」などもありました。
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加えてテーブル上には「ホッキ塩ラーメン」のメニューもありました。悩んだ末に名物の「ぎょうざカレー」等を注文しました。
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注文後に厨房を見ていると若いバイト男女が元気に働いている中で餃子を焼くのは男性店員1人でした。
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先ず登場したのは札幌っ子のソウルフードという「ぎょうざカレー」!。
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トッピングの「ぎょうざ」は3ケ。どなたかが口コミで「これは決して“餃子”ではありません。“みよしのぎょうざ”と言う独自の食べ物です」と書いていたのですが納得の表現です。極薄の柔らかい皮と餃子餡がカレーと一体化して独特の食後感です。カレーソースは“牛乳・玉ねぎ・人参・鶏肉を使用し、香り高いスパイスで味付けしています。特徴は具材の中に細かく刻まれた具材が入っていてコクがあること”だそうですがなぜか懐かしい大学の学食のカレーの味がします。ちなみにカレーは甘口・辛口を選べますが辛口にしました。
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福神漬けは盛り放題・食べ放題です。カレーが無くなりご飯が余ると“福神漬けご飯”にして食べることができます。
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餃子専門店から始まったという看板の単品「ぎょうざ」。カレーのトッピングとは違い皮がパリパリです。“新鮮な野菜や卵、たっぷりのお肉を秘伝のスパイスで味付けされた餡を極薄の皮で包んでいる”もので“創業以来の味を守っている”とか。これも何か昔食べた冷凍餃子の味がします。「みよしの」の味が冷凍餃子のスタンダードだったのか“無性に食べたくなる”というのが何となく判るような素朴な味わいでした。
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期間限定・店舗限定の「ホッキカレー」。同580円。“本気を出したホッキカレー”ということですがカレーソースの味のベースは基本同じような感じです。
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ボイルした後軽くあぶったホッキ貝の半割が5ケ。もう少し炙って香ばしさを出したほうが良いかとも思いましたが固くなるのでこれが頃合いなのかも知れません。磯の香がしました。
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「お持ち帰りメニュー」。店内食事客とともにお持ち帰り品購入客も頻繁で“札幌っ子のソウルフード”などの人気ぶりを拝見させていただきました。
札幌っ子が無性に食べたくなるという「みのしのぎょうざ」とソウルフード「ぎょうざカレー」の初挑戦でした。北海道ではぎょうざと言えば「王将」よりも「みよしの」の存在感が圧倒的でその人気故に「王将」の進出が遅れたとか。そのパワーの一端に触れさせていただきました。餃子もカレーも何となく懐かしさを感じる味で庶民の味方価格とともに人気を支えているのかもしれません。これからも“ぎょうざとカレーなら、やっぱりみよしの”という人達が集うのでしょう。ご馳走様でした。
「みよしの 栄町店 」
札幌市東区北42条東14丁目1-32 011-752-9850
営業時間 10:00~翌4:00 日曜営業
定休日 無休
https://miyoshino-sapporo.jp/shop_list/
(2022.2.2訪問)
(2022.2.2訪問)