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札幌・円山生活日記

「本格手打そば 長庵」

地下鉄東豊線「栄町駅」が最寄りの「本格手打そば 長庵」。使用原料はすべて国内産の有機栽培されたものに拘っています。提供に時間は少しかかりますが誠実な手打ち蕎麦がいただけます。

本日は「【ゼラニウム展】と【フクシア展】と〜百合が原公園〜」後のランチに「本格手打そば 長庵」です。公園散策後のランチ候補をバス便の発着点である地下鉄東豊線「栄町駅」界隈で検索して行きついた店です。「更科蕎麦」と「田舎蕎麦」が選べる「本格手打そば」ということでやってきました。場所は地下鉄東豊線「栄町駅」から地上に出て「丘珠空港通り」と「東15丁目・屯田通り」の交差点から「東15丁目・屯田通り」を南へ7~8分歩いたところです。「札幌北三八条郵便局」の隣、向かいには回転寿しトリトン 栄町店があります(地図)。

店の外観。「本格手打そば」と聞くと田舎家風の建物を予想しますが普通の事務所のようです。

店内は向こう側に4人用‐2人用‐4人用のテーブル席。手前側(窓側)に4人用テーブル席1卓のコンパクトなつくりです。入店時には食事終盤の2人組と1人が蕎麦待ち、後客は2組とそこそこの入りです。近所の馴染み客が多い印象でした。

「お品書き」。冷たい蕎麦・温かい蕎麦とも手頃な価格設定です。更科そば(白生地)は100円増しとなっています。シニアご夫婦で切り盛りされている様子で奥さんが注文を聞いてくれます。

20分程待って登場した「なめこ山菜おろし(更科そば)」(税込み980円)に単品の「海老天(特大)」(同400円)。口コミだと30分~60分待ったとのコメントもあって心配したのですが客が少なくこの待ち時間で済んだようです。それとなく厨房を伺っているとご主人は一品一品ずつ蕎麦を丁寧に水切りした後に手で労わるようにざるに盛り付けているのです。一品入魂の蕎麦なのでしょう。

「更科そば」は美しい白色の艶ある蕎麦。弾力感あるモチモチとした食感ですがキリっとしたツユで喉ごし良好です。さっぱりした「なめこ山菜おろし」との相性も良しです。
 
「海老天(特大)」はカリっと揚がったプリっとした特大海老を塩でいただきます。この感じだとかき揚げ等他の天婦羅も美味しそうですが手のかかる頼み方をすると待ち時間が伸びそうなのが残念です。

こちらは「鴨ロース(つけ汁が温かい)」の「田舎蕎麦」同950円に同じく「海老天」。

「田舎蕎麦」は少し色が濃く風味と噛み応えのある蕎麦。少し太いところがあるのが手打そばならではです。こちらの蕎麦は温かいつけ汁に良く合い大正解の選択でした。
 

鴨汁は鴨脂がにじみ出た濃いツユに薄切りの鴨肉が3枚にネギ。味自体は悪くないのですが少し具材が寂しいかも。ただ「香季清流庵」が特別であって一般的には値段からすればこんなものでしょう。全体的には美味しい「鴨せいろ」でした。

「更科」も「田舎」も本格手打を名乗るに相応しい良くできた美味しい蕎麦でした。ご夫婦の誠実さも感じられる温かい良さげなお店がご近所さんに愛されているのでしょう。ただ待ち時間が長そうなので余裕を持ってでかけるのが良いようです。ご馳走様でした。

「本格手打そば 長庵」
札幌市東区北三十八条東16-2-1 011-787-1441 
営業時間 11:00〜14:30 17:00〜19:00
定休日 月曜日 第2火曜日
(2021.7.21訪問)

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