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札幌・円山生活日記

北大学生街の札幌軟石造りレトロ喫茶店~苺館~

北海道大学の学生街で1980年から営業する老舗喫茶店「苺館」。札幌軟石造りのレトロで落ち着く雰囲気で長く学生や地元民から愛され続けてきました。丁寧にドリップした珈琲と手作りケーキで静かに時を過ごすことが出来ます。

本日は北海道大学学生街の老舗喫茶「苺館」です。妻が美容院で入手してきた情報を基に北海道大学での紅葉めぐりの際に利用させていただきました。1980年代の映画に登場しそうな『学生街の喫茶店」的な雰囲気が大変結構でした。アクセスは地下鉄南北線「北12条駅」から徒歩5分ほど。

「北海道大学」のイチョウ並木からも近くです(地図)。


「苺館」の外観。札幌軟石造りの何とも雰囲気のある建物です。
「苺館」という名前の通りに扉の上には大きな苺が。ただ入口が小さく奥まっているため通り過ぎてしまいそうな隠れ家的な店です。
入口付近に置かれた看板と手書きのメニュー黒板。これが無ければ本当に通り過ぎます。
店内に入ったところ。少し暗めの照明と重厚な札幌軟石の壁、そしてクラシック音楽が相まって時代が1980年代で止まった感があります。しかも使いこまれた旭川木材の椅子やテーブル、白髪混じりの長髪を後ろに束ねた細身のマスターなど『学生街の喫茶店』として映画や小説に出てきそうな雰囲気です。
こちらは現役の「だるまストーブ」。

壁に掛かる丸い時計は柱時計ではありませんが秒針が「カチカチ」と音を鳴らし毎正時には時を知らせます。

店内はカウンター7席に加え奥に4人掛けテーブルが3卓ほどあります。札幌軟石に囲まれた静かで落ち着いたテーブル席は恋や人生を語らうにも良さそうです。昔は学生が声高に激論を交わしていたのかも知れませんが・・。
メニューです。ブレンドコーヒーが1杯480円(税込)、ケーキセットが700円(税込)と学生価格です。マスターは店をオープンさせる前にはインドを放浪していたそうでラッシーもあります。

また店ではランチメニューも充実しています。カレーやパスタ各種はサラダとドリンクがついて900~950円(税込)です。

注文品が登場。本日の手づくりケーキで「りんごとアーモンドのタルト」、「レモンのスフレケーキ」に深煎りコーヒー「ストロングブレンド」。ケーキセット700円+ケーキ追加300円で何と1,000円(税込)です!
深煎りコーヒー「ストロングブレンド」。一杯一杯丁寧にドリップした古き佳き喫茶店ブレンド珈琲で苦みの中に甘さが残るタイプ。
「りんごとアーモンドのタルト」はりんごの果肉たっぷりで甘さ控えめ。生地がふわり・しっとりで果実感を味わえる食感のタルトです。
「レモンのスフレケーキ」はレモンの爽やかさとふわっとした生地のスフレ感が楽しめるスイーツ。いずれも手作り感溢れる優しい感じのケーキでした。
当日は前後客もなく静かに流れる音楽と柱時計の時を刻む音の中でレトロな『学生街の喫茶店』の雰囲気と珈琲にケーキを楽しむことが出来ました。ご馳走様です。
店前の通りの奥にはJRタワー。周囲が新しくなる中でここだけ時間が止まったような空間でした。何時までもあって欲しい佳き店です。

「苺館」
住所:札幌市北区北14条西3丁目1‐33
電話:011-736-9456
営業時間:11時~18時(日曜定休)
(2023.11.12)

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