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札幌・円山生活日記

大雪山旭岳で紅葉めぐり!~「大雪山旭岳/旭岳温泉」1泊2日の旅~

北海道で最も高い山で「日本の百名山」にも選ばれている標高2,291mの旭岳。大雪山国立公園の北側に位置し、高原帯が広く展開しており、高山植物の種類も豊富です。日本で最も早く紅葉が訪れる場所として知られており、大雪山国立公園に広がる荘厳な色づきを見ようと多くの観光客が訪れます。

本日は“日本で一番早く紅葉が楽しめる”という「大雪山旭岳」で紅葉めぐりの「大雪山旭岳/旭岳温泉」への1泊2日旅行です。昨年7月に【ラベンダーめぐり(ファーム富田)】に行く際に利用した「富良野バス」が運営する周遊バス「あさひかわ号パッチワークコース」のガイドさんが車中で紹介していた手軽に行ける旭岳・紅葉鑑賞コースです。JR札幌駅から「特急カムイ」で旭川駅に昼前に到着、「珈琲亭ちろる」でランチの後、旭川電気軌道バス66番「いで湯号」に乗車し終点「旭岳」を目指しました。

JR旭川駅からの「いで湯号」は旭川空港を経由して1時間40分ほどで終点の「旭岳」(「大雪山旭岳ロープウェイ」山麓駅前)に到着。
早速「大雪山旭岳ロープウェイ」のチケットを購入。運行予定は毎時00分、20分、40分の20分間隔で運行です。15時発便に乗れそうです。

運賃は大人1人往復で3,200円。クレジットカードでも「ほっかいどう応援クーポン」でも支払いができます。


「大雪山旭岳ロープウェイ」は標高1100mの旭岳温泉に位置する山麓駅から「旭岳」の五合目にあたる標高1600mの「山頂駅(姿見駅)」までを約10分で結びます。
途中で下りのロープウェイとすれ違います。

「山頂駅(姿見駅)」が近づくと眼下に紅葉の山面が広がってきました。
 
ロープウェイから見た北側の風景。

「山頂駅(姿見駅)」に到着すると3分間ブリーフィングです。今年は例年より1週間ほど早く紅葉が進んでおり、先に紅葉を始めた《ウラジロナナカマド》に続いて散策路では《チングルマ》も赤く色づいているそうです。
「標高毎の気温と風速」。「姿見の池」周辺は街中(東川町)より10℃ほど低いようです。

散策路の案内図を入手。「山頂駅(姿見駅)」から時計周りに「姿見の池」を目指し1周して帰る予定です。

それでは「山頂駅(姿見駅)」から散策スタート。周辺では《ウラジロナナカマド》が色付いています。「旭岳」の雄姿が目の前に広がります。

まずは「第1展望台」。
「第1展望台」から「山頂駅(姿見駅)」方向を振り返ったところ。
「山頂駅(姿見駅)」。


散策路の《チングルマ》。

「満月沼」。
「すり鉢池」。
「すり鉢池」に映る逆さ「旭岳」。

「鏡池」。
「鏡池」の標識にとまる《アキアカネ》。
「鏡池」に映る逆さ「旭岳」。

石がゴロゴロする坂を上ります。3分間ブリーフィングで捻挫注意と言われた場所です。
坂の上から見た「鏡池」(右)と「すり鉢池」。2つで「夫婦池」とも呼ぶそうでいずれも火口跡だとか。

「第2展望台」。
「第2展望台」付近から見た「旭岳」。
「第2展望台」付近から見た「夫婦池」。


「第4展望台」付近から見た紅葉と「旭岳」。
「第4展望台」付近から見た火口(地獄谷)から続く溶岩流跡。
溶岩流跡は下まで続きます。周囲は紅葉です。

1940年代にマッチなどの原料として採掘された硫黄を運搬した作業道の跡。半世紀以上を経ても踏みしめられ失われた高山植物の再生が難しいことを物語っているそうです。

「地獄谷」と「噴気孔」へ到着。
「噴気孔」からゴーゴーと音と立てて吹き上がる水蒸気。硫黄分も含むそうで周囲の岩の色が変わっています。

「姿見展望台」と「姿見の池」。
「姿見の池」に映る逆さ「旭岳」。
「姿見展望台」の「愛の鐘」。

「第5展望台」への坂道。
「第5展望台」から見た「旭岳」。
「第5展望台」から見た「姿見展望台」。左は「緊急避難小屋」。

それではロープウェイ「山頂駅(姿見駅)」へ戻ります。散策路脇の《チシマザサ》。
紅葉が拡がります。

陽が落ちてくると紅葉も色合いが変わってきます。
「山頂駅(姿見駅)」に戻ってきました。ゆっくり写真を撮りながら歩いたので到着後約2時間が経過していました。


散策路に咲く花々。《ヤマハハコ》。
《エゾオヤマリンドウ(蝦夷御山竜胆)》。
《シラタマノキ(実)》。
散策路でたくさん可憐な姿を見せてくれました。
《コケモモ(実)》。
《ミヤマアキノキリンソウ(深山秋野麒麟草)》。

下りのロープウェイ。17時20分発に乗りました。
ロープウェイから見た日没。

以上で「大雪山旭岳で紅葉めぐり」編は終了です。「大雪山旭岳/旭岳温泉」1泊2日の旅旭岳温泉ホテルベアモンテ」編へ続きます。

なお「姿見散策路」周辺にはエゾシマリスはじめとする小動物が生息するようです。「山頂駅(姿見駅)」掲示板にも目撃情報が掲示されていたのですが残念ながら出会うことはありませんでした。折角ここまで来たのだからと翌日再びロープウェイに乗り散策路を1周しました。1度は「第1展望台」近くの低木の茂みで"ゴソゴソ”という音がして気配は感じたのですが結果は同じでした。やはり円山とは違うようです。次の機会があれば是非リベンジしたいものです。

「大雪山旭岳ロープウェイ」
北海道上川郡東川町旭岳温泉
TEL:0166-68-9111
(2022.9.15訪問)

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