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札幌・円山生活日記

「小樽」へ観光小旅行(その2)

明治期より北海道経済の中心都市・港湾都市として発展した「小樽」。運河や倉庫、銀行などの歴史的建造物が多く残る歴史溢れる街。また、すし、スイーツ、ガラス製品等のグルメ、ショッピング等でも人気の魅力的な街です。

今日は小樽へ日帰り観光旅行です。某占いによると本年の最も運気の上がる北海道内のパワースポットが小樽の「住吉神社」とのこと。そのご利益をいただきたく参詣かたがた街の観光にやってきました。今回初めて往路にバスを利用し近くのバス停「円山第一鳥居」から高速バスで小樽へ出発しました。

【住吉神社】
午前9時過ぎ発のバスは5人ほどの乗客を乗せて約45分で「住吉神社前」へ到着。バス停からほんの少し戻ったところに「住吉神社」がありました。小樽総鎮守と言われ小樽でもっとも大きく参拝者の多い神社とか。上はその第一鳥居。
参道をのぼった第二鳥居。第一鳥居、第二鳥居ともに明治以降に栄華を極めた小樽経済界の重鎮が奉納したものとか。
第二鳥居を超えたところの左側に住吉神社の社務所があります。小樽市指定歴史的建造物に選定されている建物で1934年(昭和9年)に建てられた歴史ある建物とか。繁栄を極めた小樽らしく立派です。

更に参道を進んだ第三鳥居と奥の本社殿。手前に20基ほどの鳥居があります。
鳥居は令和の時代に入って寄進された新しいもののようです。
第三鳥居を超えた社殿の前に狛犬(吽形)とその隣に「せたけ石」という石があります。子供の成長を祈って毎年身長を計測するためのものとか。
狛犬の阿形は口角の上がった個性的で愛着のある姿をしています。
本社殿にお参りをした後、おみくじを引くべく社殿の建物の左奥の入口へ。この門も立派です。

様々なお守りやお札が置かれています。おみくじも色々。

鰊姿の「えぞおみくじ」というのを引かせていただきました。

【昼食は「初代」】
「住吉神社」の参詣を終えて「南小樽駅」方向へ。駅を超えて坂を下ったところにある「初代」の本店で昼食です(詳細は(その2の2)で)。

【水天宮】
昼食の後は境内からの眺めが良いという「水天宮」へ。高台にあるため急な坂道を滑りそうになりながらのぼって到着したのが表参道の鳥居。

更に坂を登ると社殿が。飲料水と食料生産の神を奉っている「水天宮」の社殿は1919年(大正8年)に建てられたもので小樽市指定歴史的建造物の一つ。
社殿は本殿・中殿・拝殿が連結する権現造りとなっており拝殿正面の屋根には大きい千鳥破風と小さい千鳥破風2個が飾られています。城郭では良くある「破風」が神社にあるのは珍しいのでは。美しい姿です。
社殿前の狛犬(吽形)もかなり大きいです。
この狛犬(阿形)も口角が上がった楽し気な姿です。ご利益がありそうです。
境内から小樽港を眺めたところ。確かに景観は良いですね。

社殿左奥にお稲荷様。どうしたのか向かって左の狛狐は首が切れた跡があり右の狛狐は耳が欠けており何となく痛ましい感じでした。

【旧三井銀行小樽支店】
次は「色内通り」にある「旧三井銀行小樽支店」です。前回の小樽訪問の際に「小樽芸術村」の三館共通券を購入したのですが「似鳥美術館」と「ステンドグラス美術館」を観た後、時間の関係でここが未観賞でした。明治末から昭和初期にかけて「北日本随一の経済都市」と呼ばれた小樽の繁栄を象徴する建物です。「世界の三井」が贅を凝らして1927年(昭和2年)に建設し2002年(平成14年)まで実際に使っていた歴史建築物をリニューアル・オープンしたもの。見どころ満載です。 
1階ロビーにはステンドグラスが設置されています。フランスの教会の窓を飾っていた「キリストの生涯」と「聖母マリアの生涯」。左にはガレ等のドームのランプも展示されています。
地下の巨大な貸金庫室も公開されています。貸金庫室を取り囲む回廊も見ものです。
ロビー天井には1時間に1回、7分ほどのプロジェクション・マッピングが上映されます。作者の「北海道の四季の心象風景」を表現したものとか。これも一見の価値大です。
秋の風景。
冬の風景です。

【小樽運河】
次は「小樽を言えば運河」で「浅草橋」からの風景です。前回来た時には、渋沢栄一氏ゆかりの「渋沢倉庫」の屋号のある倉庫が改修工事中だったのですが終了したようで綺麗に屋号を見ることができました。NHKの大河ドラマが始まればより注目されるのではと思います。
「中央橋」付近から「北運河エリア」を見たところ。奥が保存問題で揺れる製缶工場の倉庫(仮面ライダーのショッカーの秘密アジトとして撮影に使われたもの)です。
「運河プラザ」前の「消防犬ぶん公」像。前回来た時はマスク姿だったのですが今は流行りのペット用防寒着着用です。

【桑田屋“ぱんじゅう”購入】
運河めぐりを終えて「堺町通り商店街」に入る前に「小樽運河ターミナル」の「桑田屋本店」で「ぱんじゅう」を購入しました(詳細は(その2の2)で)。

【堺町通り商店街】 

小樽の観光メインストリート「堺町通り商店街」です。倉庫や古民家を利用した海産品、スイーツ、ガラス製品等の多くの店が並びますが残念ながら人通りが極めて少なかったです。気の毒なくらいです。
それでも商店街の方々は街を盛り上げようと色々と努力をされているようです。応援したくなります。
気持ちだけですが小樽ガラスの先駆者「北一硝子」の「北一ホール」でお茶しました。ここには何組か来客がありました(詳細は(その2の2)で)。

最後に「メルヘン交差点」からJR「南小樽駅」に出て「快速エアポート号」で帰ってきました。雪の影響がなければバス便もJR便も甲乙つけ難い便利さでした。

以上、「小樽」観光小旅行(その2)終了です。今回も天狗山、水族館、鰊御殿、海上観光等の名所に行けませんでした。近くですので今後の宿題にとっておきます。

「住吉神社」
 小樽市住ノ江2丁目5 0134-23-0785

「水天宮」
小樽市相生町3番1号 0134-22-3495

(2021.1.21訪問)

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