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札幌・円山生活日記

南円山の人気レトロ喫茶店 ~「パーラートモミ&トモミ文庫」~

南円山にあるレトロな雰囲気の「パーラートモミ 」。“お食事と珈琲、パフェ、ちょっとお酒”がコンセプト。《平飼い有精卵》使用のオムライスや《おかめや厚切りパン》のトーストなどのカフェメニューと共にボリューム満点のパフェが人気です。2階には私語厳禁の読書室「トモミ文庫」を併設しています。

今日は「パーラートモミ」でランチ&パフェです。 桜スイーツシリーズ2023の第3弾「桜薫る木苺とクリームチーズのパフェ」で来て以来です。地下鉄東西線「円山公園駅」南側にある自宅マンションを出て南円山廻りの散策と買い物で周辺を歩いていると丁度「パーラートモミ」の開店時刻の11時。この時間なら混むことなく色んな料理が頼めるぞ!と妻と意見が一致し店に向かいました。期待通りに一番乗りで後客の来る30分後までは貸し切り状態でした。また料理を待つ間に前回来た際には冬季休業中だった2階の「トモミ文庫」も見学させていただきました。落ち着ける空間で好みの本を見つけて静かな時間を過ごすのに良さそうな場所でした。店の場所は地下鉄東西線「円山公園駅」から南へ徒歩10数分、途中に本年8月末で閉店した老舗の洋菓子屋「パールモンドール南6条店」やその向かいに6月にオープンしたカフェ&バー「others. maruyama」があり時短営業中の銭湯「円山温泉」や「創彩中華ダイニング 上々颱風 (シャンシャンタイフーン)」の並びです (地図)。
「パーラートモミ」の店頭。

猫が描かれた目立つ看板です。開店時には店の前にこの看板が出ていますので遠くからも確認できます。
店のコンセプトは「お食事と珈琲、パフェ、ちょっとお酒」で店外に向けて昔の懐かしの喫茶店メニューが貼り出されています。「季節のパフェ」は「トウモロコシのパフェ」です。

店内利用は2階の「トモミ文庫」も含め1組2名まで。席を離してもNGだそうです。
リードで書いた通り2階に読書と珈琲の「トモミ文庫」がオープンしています。

店内の様子。壁やソファーがワインレッド色に統一されており何となく昔ながらの純喫茶のレトロな雰囲気。席は2人掛けテーブルが5卓ありますが4卓程埋まると店頭に「1組案内できますが1時間以上お待たせします」との張り紙が出ます。
店奥のカウンター前のコーナー。以前は各種イベントのポストカードなどが置かれていたのですが古本が増えました。

店の看板アートです。
それではメニューを拝見。まずは食事もの。以前に「平飼い有精卵のオムライス」と「フレンチトースト」を食べたので別のもので検討。妻の好みの「ナポリタン」(税込み1,100円)と「オムレツカレー」(同1,300円)を注文しました。
そしてパフェです。季節限定の「トウモロコシのパフェ」も魅力的なのですが最近トウモロコシ過食傾向なので(札幌に来て‘トウキビ’が大好きになりました!)定番パフェの王道「自家製カスタードプリンのパフェ」(同1,200円)を注文しました。

料理はマスターが拘り食材で心を込めて作られるので少し時間がかかります。その間にお願いして2階の読書室「トモミ文庫」を見学させていただくことにしました。2階が利用可能なのは暖房がいらない5月中旬~10月中旬の期間限定だそうです。
急な木の階段を2階へあがります。
ご店主夫妻が集められたという雑誌や単行本、文庫本などが並ぶレトロで落ち着きのある空間です。
たぶん押し入れスペースだったところにも本が並びます。料理やカフェ/レストランなどの書物が中心かと思ったのですが幅広いジャンルです。好みの本が見つかりそうです。
司馬遼太郎氏の文庫シリーズもありました。この短編集『王城の護衛者』は表紙カバーが擦り切れるほど読んだ愛読書です。
店内は私語厳禁で「文字での会話」は「筆談帳」で。注文もドリンクと焼き菓子のみなので好みの本を見つけて静かな時間を過ごすのみ良さそうな空間でした。
1階の席へ戻ります。
用意されていたお冷。レトロなグラスで麦茶のようですが普通の水です。
まずは平日限定のサービス品「ミニ大根サラダ」「ミニ味噌汁」が登場。
そして「ナポリタン」。シコシコ太麺に玉ねぎ、ピーマン、ソーセージとシンプルで定番の素材ながら美味しい!つやつやのケチャップソースが拘りの仕込みだそうです。
「オムレツカレー」。玉ねぎがトロトロに溶け込まれた甘めのカレールーに後乗せのスパイス、バジル、フライドオニオンなどが効いていて結構なスパイシー感です。この界隈に何軒もあるカレー専門店顔負けの本格派でかなりの美味しさです。
さらに美しいフォルムのオムレツ。狸小路8丁目の「Kitchen Oeufs(キッチンうふ)」 と同じく当別町「ファームアグリコラ」の平飼いたまごをたっぷりと使用したフワフワ・トロトロオムレツは絶品。この「オムレツカレー」は最近の最大ヒットです。

そして待望の「自家製カスタードプリンのパフェ」。
【構成】
・自家製カスタードプリン
・浜中町牧場ミルクのソフトクリーム
・バナナ
・チェリーはじめフルーツの缶詰
・クレープロール
・チョコビスケット
・カラメルソースグラノーラ・・などでしょうか。
とってもボリューミーです!!
とりわけ存在感は落ちそうで落ちない固めの「自家製カスタードプリン」。完成された大変結構な味わいでした。この店のコンセプト「お食事と珈琲、パフェ、ちょっとお酒」の通り、食事もパフェも充実で満足感で一杯です。改めてお店の拘りに感服しました。ご馳走様でした。

店の前の通り。マンション等が並ぶ住宅街で奥が南(藻岩山)方向です。

「パーラートモミ&トモミ文庫」
札幌市中央区南6条西23-5-6 011-557-7186
営業時間 11:00〜17:00 *LO 16:00
定休日 月曜日・火曜日
(2023.9.13)

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