「JR余市駅」近くで余市や積丹の鮮魚を販売する店の2階の食事処「柿崎商店 海鮮工房」。産地ならではの鮮度とお得価格で海鮮丼などの鮮魚料理がいただけます。休日は行列必至の人気店だそうです。
今日は「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」の見学に余市にやってきました。北海道中央バスで自宅近くのバス停「円山第一鳥居」から「JR余市駅前」に到着したのが昼前。予約した見学予定が13時開始なので先に昼食です。向かったのは駅近くの「柿崎商店 海鮮工房」。余市や積丹の鮮魚やその他食品を販売する店舗の2階の食事処です。海鮮丼などの新鮮そのものの鮮魚料理が産地価格でいただけると評判の店で休日などは長蛇の行列だそうです。今回余市まで来た折角の機会ですので大いに期待して訪問させていただきました。結果は大正解。CPバランスの極めて高い料理をいただきました。店の場所は「JR余市駅」から「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」に向かう途中にあります(地図)。

「JR余市駅」。駅前に出ると正面(写真では背中側)に「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」の正門が見えます。その方向へ歩いていくと・・。

交差点の左手に「柿崎商店」が見えます。オレンジ色の外壁の目立つ建物ですのですぐ判ります。

店頭にも発砲スチロール箱入りで鮮魚が売られています。

店内に入ると鮮魚、刺身、精肉、乾物、その他飲食品のコーナーがあり広い店舗です。

特に目を惹くのが鮮魚のコーナーです。今日は大きなアンコウ、ヤナギノマイ、アイナメ、ソイなど多くの種類のピカピカの鮮魚が販売されていました。

刺身コーナーの余市のヒラメ。100g400円のお買い得価格です。保冷バックは常に持ち歩ているので余程買おうかと思ったのですがこの後の予定もあるので思い留まりました。

食事処「海鮮工房」は店内の階段をのぼった2階にあります。休日などはこの2階廊下から1階まで行列が続くこともある人気店だということですが本日は幸い行列はありません。

店に入ってすぐに食品サンプルのメニューが並びます。この反対側に注文と支払いのレジカウンターがありますので先払いで清算します。

数量限定の「海鮮丼」税込み1,330円はじめ人気の丼ものから「ニッカウヰスキー」の創業者・竹鶴政孝氏の名前をとった「正孝定食」同1,410円。

本日の「うに丼」はカナダ産ウニで同3,270円。近所のお馴染みさんのような男性客には「ほっけ定食」が人気のようでした。

1階の店舗で見たアンコウは「あんこう汁」として出されているようでした。左の「てっぽう汁」は蟹身がたっぷり入ったみそ汁だとか。隣のテーブルの男性客が蟹スプーンで大量の蟹と格闘していました。

注文と清算を済ませ席につきます。鮮魚店2階の店というので殺風景な店内を予想していたのですが小奇麗な大衆食堂の雰囲気です。客層はご近所のお馴染みさんやお勤め人風の方から観光客まで多彩です。

店奥の窓際の席に座り店内を見たところ。料理は準備ができるとレシートに記された番号が呼ばれますので合図をすると席まで配膳されます。食事後の食器の返却はセルフです。

水や湯茶もセルフです。人件費を下げてなるべく安く鮮魚料理を提供しようとする営業努力でしょう。

店内には「蟹」などの魚介類の漢字の額が飾られていました。魚へんに「花」ってなんだっけ?と検索すると「𩸽(ホッケ)」 。不勉強でした。

「海鮮丼」税込み1,330円。+同50円で白米が酢飯になります。味噌汁と沢庵2枚つき。

具材は生まぐろ赤身、平目、北寄貝、帆立貝、ずわい蟹脚身、卵焼きが各2切れ、生サーモン1切れにイクラ。いずれもピカピカ・プリプリの鮮度の良さです。「これでいくらだったっけ?」とレシートを見ると何と1,330円!。観光地の海鮮食堂で食べると倍の価格は取られそうなCPバランスの高さです。

少し遅れて配膳された「北寄貝塩ふり焼き」同880円。かなり大きく肉厚で味が濃い北寄貝の焼き物。円山公園界隈のスーパーや鮮魚店で買えば1玉300円~はしそうな大振りの北寄貝が2ケ使用でこの価格ですので原価率の高い1皿です。

「ルビークラブ丼」同1,320円と「海藻サラダ」同250円。

ルビーは「イクラ」の事で「イクラ」とほぐした「ズワイ蟹身(たぶん?)」がたっぷり乗っています。甘くて旨みのある蟹身がいくらの塩気でさらに甘さを感じることができて相性の良さも抜群です。酢飯にそのままでもほんの少し醤油をかけてもどちらでも美味しくいただけます。ただ具材は基本2種類なので食べ進むと少し単調になり総合力では「海鮮丼」が勝っているかも知れません。

「海藻サラダ」は海藻とレタス・キャベツがたっぷり。まあこんなものです。

かなりの満足度で「柿崎商店 海鮮工房」を後にし次の目的地「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」へ向かいました。
さすがは大人気と評判の鮮魚店の海鮮丼です。産地ならではの鮮度と価格でCPの高い満足のランチでした。ウニ漁の解禁時期に「うに丼」を食べに再訪したい気もするのですが大層な行列でしょうね。いずれにせよ余市に寄った際には是非また来たいものです。大変結構でした。ご馳走様でした。
「柿崎商店 海鮮工房」
北海道余市郡余市町黒川町7-25
電話 0135-22-3354 (予約不可)
営業時間 10:00~18:00(17:30L.O)
定休日 不定休
https://www.facebook.com/kakizakisyoten/
(2022.4.7訪問)