円山「南三条通り」の路地を入った隠れ家的な蕎麦屋の「香季清流庵 」。いわゆる「円山価格」とは無縁の質実ながらも本格的で美味しい蕎麦前と手打ち蕎麦が楽しめます。なかでも「鴨せいろ」は大層食べ応えありお好きな方にはお勧めです。店主手作りの椅子がガタつくのも店の持ち味でしょう。
今日は「香季清流庵」で蕎麦前&蕎麦ランチです。この店は本年1月訪問以来の2回目です。久々にCPバランス最高の好物「鴨せいろ」が食べたくてやってきました。これまで他店で食べたものも未訪問の近くの店のメニューと価格を見ても「香季清流庵」ほどの逸品を食べさせてくれそうな店は無さそうだったからです。実は「香季清流庵」でも他に食べたいメニューもあるのですが1年ぶりなのでやはり注文は「鴨せいろ」となりました。場所は地下鉄「円山公園駅」を裏参道に出て「西18丁目駅」の方面へ数分歩き「西25丁目通り」との交差点を南下、セブンイレブンのある交差点から「南三条通り」に入って更に東方面に数分歩いた辺り、イタリア料理店「ristorante SOLARE」と居酒屋の間の路地の奥まったところにあります(地図)。
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「南三条通り」を東側に向かうところ。手前のコンクリート色の建物にはイタリア料理店「ristorante SOLARE」が、奥の居酒屋の木壁に「香季清流庵」の看板が出ています。
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その路地を入ったところに「香季清流庵 」があります。本日は11時過ぎに到着。まだ店外には暖簾も出ておらず「えっ!今日は休業なの?」と思ったのですが程無くご主人が登場。暖簾を掛け終えると「どうぞお入り下さい」と。暖簾をくぐると右側に普通の住宅の玄関があり、靴をスリッパに履き替えて店内に入ります。
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店内は奥に座敷4席、左に2人掛けテーブル席×2にカウンター5席ほど。こじんまりとしていますが良い雰囲気のお店です。今回はテーブル席に座ったのですが前回のカウンター席と同様にご主人手作りという椅子がガタつきます。愛敬というか蕎麦ほかの価格を抑えるべく内装全般を手作りした感じで店の持ち味だと思いました。
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テーブル席からカウンターを見たところ。ご主人お一人のオペレーションですが手早くお仕事をこなされていました。本日在店中の後客は近所のお馴染みさんのような男性1人でした。
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手書きの蕎麦とおつまみのメニュー。前回より若干の出入りがあります。今回も魅力的です。とりわけこの店で2,500円の「海鮮天せいろ」は余程良い素材を使っているのだろうと思います。穴子が好きで次回は頼んでみたいと思います。
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こちらは定番の「おつまみ」メニュー。前回は悩んだ末に「天ぷら盛合わせ(小)」(税込み500円)を選択したのですが今日は妻と二人なので晴れて「天ぷら盛合わせ(大)」(同650円!)を注文。
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メインの蕎麦(冷めん)メニュー。「十割(道産600円!)」や「さらしな(550円!)」も食べてみたい。
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こちらは定番の「おつまみ」メニュー。前回は悩んだ末に「天ぷら盛合わせ(小)」(税込み500円)を選択したのですが今日は妻と二人なので晴れて「天ぷら盛合わせ(大)」(同650円!)を注文。
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メインの蕎麦(冷めん)メニュー。「十割(道産600円!)」や「さらしな(550円!)」も食べてみたい。
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蕎麦前用にビール(500円)を注文。手前はサービスの甘酒とつまみの揚げ蕎麦。
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まずは「かしわサラダ」(450円)が登場。冷製の“かしわ(鶏肉)”の厚切り3枚にカイワレ等のおひたし風の和のサラダ。しっとりした“かしわ”が美味しいです。
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次に「天ぷら盛り合わせ(大)」(650円)。ピーマン、ししとう、ブロッコリー、さつまいも、むらさきいも、長芋、山菜、れんこん、いんげん等と、下の隠れたところに玉ネギになすに海老。海老は盛り合わせ(小)より大きかった気がします。薄い衣のサクサクの天婦羅で650円という価格が嬉しいです。
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折角ですので「二世古特別純米酒」(450円)も注文しました。
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「鴨せいろ」(1,250円!)が登場。蕎麦の盛りも良いです。
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フライパンで焼いた鴨肉をスライスし投入した鴨汁。レアの厚切り鴨肉が8~9枚もたんと入っています。
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鴨汁の熱さでレアの鴨肉に火が通りすぎるのを避けるべく何枚かを皿に救出。喉越しの良い蕎麦をずるっといただきつつ色よい鴨肉をじっくりといただきます。食べ応えのある美味しい「鴨せいろ」です。
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鴨汁の熱さでレアの鴨肉に火が通りすぎるのを避けるべく何枚かを皿に救出。喉越しの良い蕎麦をずるっといただきつつ色よい鴨肉をじっくりといただきます。食べ応えのある美味しい「鴨せいろ」です。
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こちらは妻注文の「根菜ときのこのつけ汁そば」。900円。
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根菜ときのこを煮たつけ汁に舞茸の天ぷらがトッピング。こちらもしっかりしたボリュームでした。
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白濁した蕎麦湯をつけ汁椀とは別に用意された御猪口でいただきます。かつお出汁等が香る〆の結構な飲み物になりました。
本日も好物の「鴨せいろ」と天婦羅など蕎麦&蕎麦前を堪能しました。路地裏の隠れ家のような楽しい雰囲気で美味しく値段も安い大変良い店です。ご主人一人のワンオペなので客の少ない平日の早い時間を狙って今後も通いたいと思います。ご馳走様でした。またよろしくお願いします。
「香季清流庵 」
札幌市中央区南3条西22-2-11 090-5302-6983
営業時間 11:00~15:00 18:00~22:00
定休日 水曜日
(2021.11.23訪問)