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札幌・円山生活日記

「日本料理 とらや」

献立を「素材と相談しながら決める」という店主が料理で四季を表現する日本料理の名店「日本料理 とらや」。素材の味を活かしつつ手の込んだ「これぞ和食!」という食味溢れる料理が楽しめます。

今日は「日本料理 とらや」です。以前「西28丁目駅」界隈での知人との会食後に「環状通り」沿いを歩いて帰宅途中「こんな店があるんだ」と発見。検索するとうなぎと日本料理の有名店の札幌店長を務められた方が独立して始められたお店。四季折々の季節料理が頂けるということで少し時間は過ちましたが予約して出かけて参りました。場所は地下鉄東西線「円山公園駅」から「環状通り」に出て北へ少し歩いたところ。有名なすし店の斜め向かいあたりです。

「環状通り」に面した一軒家の「日本料理 とらや」の店頭。
12時過ぎに入店。店内には1階にカウンター席と奥のテーブル席、2階に畳にイスの個室がありその一つに通されます。部屋には棟方志功氏の作品が飾られています。クラシックのBGMの落ち着いた部屋です。
ランチメニューは下記の3種類。予約時に「山」×2で注文。併せて「炊き込みご飯→「うなぎの炊き込みご飯」(+料金1000円税別)への変更希望の有無を聞かれますが最初ですので通常メニューでお願いしました。
◎「山」(4,000円、税別);料理5品と土鍋炊き込みご飯、甘味(平日限定)
◎「花」(5,000円、税別);料理6品と土鍋炊き込みご飯、甘味
◎「草」(6,000円、税別);料理7品と土鍋炊き込みご飯、甘味

先ず注文した「サッポロ黒ラベルの小瓶」(650円)がこんな感じで出てきます。午前中のテニスの後だったのでビールはすぐ無くなり続いて北海道の冷酒(北斗随想、600円)をいただきました。
前菜は7品。手前中央より時計回りで「トマトのゼリー寄せ酢の物」、「人参とピーナッツのかまぼこ」、「稲荷寿しちょろぎ乗せ」、「ほうれんそうの胡麻和え」、「子持ち鮎の甘露煮」、「青菜入り出汁巻き玉子」、「鶏のつけ焼き」。それぞれ美味しいですが「トマトのゼリー寄せ酢の物」と「人参とピーナッツのかまぼこ」は初めて頂くもので「素材と相談」の技と工夫を感じます。
椀物は「鮭の芋もちに茄子のすり流し」。芋もちは三つ葉で色付けされ、すり流しにはナメコのとろみが加わっています。秋冬らしいにコクのある椀物で胃にしっとりときます。
刺身は「活〆そい」と「生本まぐろ」。そいの爽やかな歯ごたえと、まぐろ赤身のねっとりとした甘みに「つま」の野菜類も美味しいです。

季節の焼き物は「ほっけ味噌幽庵焼き」。「ほっけにこんな食べ方があったんだ!」と驚きながら美味しくいただきます。焼き味噌が添えられており、付けて食べると風味が変わります。上の料理もそうでしたが器も良さげです。
炊き合わせは白菜、にしんのつみれ、金時人参、海老出汁大根に柚子で風味付け。最もパンチの効いたのは「海老出汁で炊いた大根」。口に入れる前から海老風味がぷんぷんで大根も軟らかーく煮られています。冬らしい炊き合わせですね。
ご飯物は「ゆり根と銀杏の土鍋炊き込みご飯 」。これも旬の秋から冬にかけての炊き込みご飯です。ゆり根と銀杏の香りと甘さが大変結構です。
ご飯茶碗によそわれた炊き込みご飯と香の物にみそ汁。残った炊き込みご飯は包んでくれます。もう十分満腹ですのでお願いしました。帰って開けてみると綺麗に「おにぎり」にされていました。
甘味は「ミルクプリンに柿、煮りんご、粒あん添え」で最後まで季節感のある手の込んだ美味しい料理でした。大変満足です。

なお、「花」コースから店の看板メニューとされる「15種類の野菜のおひたし」が出てくるようです。食べたいのはやまやまですが、1品少ない 「山」コースでも満腹なのでどうしたものか思案どころです。また夏にはうなぎ、秋には松茸の会席があり人気のようです。

大変結構なお料理で雰囲気もサービスも良く大満足です。
平日限定コースはお得感満載でしたが次回は体調整え他コースも賞味したく思います。是非四季折々に訪問したいものです。
大変ご馳走様でした‼次回もよろしくお願いいたします‼

「日本料理 とらや」
北海道札幌市中央区大通西28-4-14 011-611-7688
営業時間  12:00~14:30(入店13:00まで) 18:00~22:00(入店20:00まで)
定休日  月曜  http://toraya-sapporo.p1.bindsite.jp/ 

(2020.12.25訪問)

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