あくたの日記

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羊毛ワンコができるまで

新法王決定

2005-04-20 22:27:00 | Weblog
コンクラーベ、意外と早く終わりました。 
携帯も使えない、カーテンも開けられない生活が 
そうそう長く続いたら大変ですが。 
 
<メモ> 
 
新法王はドイツ人のラツィンガー枢機卿(78才)で 
第265代ローマ法王となり、ベネディクト16世と名乗る。 
他宗派、他宗教との融和や世界平和など教会外では 
進歩的な対応をとるが、一方堕胎や否認、同性愛の禁止など 
カトリックの教義については保守的な考え……だそうです。 
年齢が若過ぎないことも望ましいようである。 
若いと在位期間が長くなって癒着や硬直化などを招くからである。 
 
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ところが昔はなんと11才の教皇がいた。 
1032年10月に選出されたベネディクトゥス9世である。 
教会史家ルイ・デュシェーヌによると「たんなる小僧で、…… 
やがてすぐ手がつけられなくなった」という悪評高い彼は 
翌年日食などを理由にローマを退去させられ、その後も 
出たり戻ったりと忙しかったが、最終的になんと 
親戚筋のとある美女と結婚したくなって自ら退位したそうだ。 
退位するにあたって大量の黄金を要求し、 
ペテロ献金のあがり全てを手に入れた。 
(のちに美女に捨てられて、教皇座にカムバックしようと 
熾烈な争いを再開したことはここでは割愛します) 
今から1000年近く前のとんでもない教皇の話でした。

さて、ドイツ人から教皇(法王)が選ばれたのは約1000年ぶりということで、
先代のドイツ人教皇を調べてみましたら、
ニコラウス2世でした。
1010年生まれ、ロレーヌ出身のドイツ人、本名ゲラルドゥス
経歴はフィレンツェ司教で教皇在位は1058~1061年でした。
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書棚の奧からもう1冊参考資料が見つかりました。
「ローマ教皇歴代誌」創元社
 P・G・マックウェル-スチュアート著
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