ニュースで国会議員の皆さんが靖国神社に参拝したあとにインタビューで必ずいうセリフは「お国の為に命を犠牲にして戦った皆様に尊敬の念を表してきました」といったものだ。
まあ多少の言い回しは違えども内容はほぼ同じだと思う。
戦地で戦った兵士たちは戦友に別れを告げるときに「今度会う時は靖国で」と言ったというがどんどん激しくなる戦場で自らの死を悟ってまでカッコづけしなければならないのは哀れとしか言いようがない。
だが下士官などはそんなことを言うヒマもなく死んでいったに違いないだろう。
戦争は政治手段であり政治家の政治思想の一部であるわけで、政治家が「戦争をなくす」と言わない限りはまたその日がやってくる。
国内のナショナリズムを煽りフェイクニュースを多発させ「今、戦わなくてどうする」と世論操作を行う。
さらに戦争を反対する者には「非国民」と罵って隔離するのが常套手段だ。
さて、話がずれたが靖国神社に参拝している国会議員のみなさんはインタビューで「戦没者には哀悼の意を表するが、戦争を二度としないとは誰一人言わない」のをご存知だろうか?
あの方たちの政治思想の中には「戦争をしない」という選択肢は無いのがよく分かる。
そういう人たちが国会議員の中にいる現実を我々国民はよく認識しておかなくてはならないという事だ。
世界各地では戦争がまだ行われているが紛争解決の手段にはならないし国も国民も疲弊するだけだ。
この日本からNo War!と言う勇気が必要だとあらためて感じるね。