野球だけでなく、子供を持つ親の方は、子供の成長において色々な悩みがあると思う・・・
そんな自分も今大きな悩みを抱いています・・・
自分にも小学4年生になる男の子が居ます・・・(3人の子供の3番目)が地元の野球部に入っています。
しかし、何よりも好きになって欲しい・・・上手くなって欲しい野球に対して、家の子供は「野球よりもゲーム」が好きでなりません。
暇さえあればゲーム・・・放っておけば1日中でもゲーム三昧・・・
困ったもんだ・・・と思い怒り、ゲームを取り上げても一緒・・・隙を見つけてゲームを持っている仲間の家でゲーム三昧!
頭の中は多分ゲームの事しか無いだろう。
そんな中、松山コーチと相談した・・・「どうしたもんやろ?」
色々と協議した結果、やらなければいけない、宿題、食事、お風呂等、それに加えて素振りを1日100回やったら
後の寝るまでの9:30までは好きにゲームをやらせてみては?・・・但し、風邪をひいても、何があってもバットだけは振らせる
事は続けて下さい・・・との事だった。
しばらく、そのようにやらせてみると、自分のやるべき事は必死にやり、確かにバットも振っていた・・・
しかし、その内に、バットを振るのも、宿題をするのも全てはゲームの為だと言う事が判るようになってきた。
バットを振っている姿は、まるで嫌々・・・数さえ振ればゲーム・・・ゲームが待っている!と言う感じだ。
それで、昨日一緒にお風呂に入りながら子供の話を聞いてみた・・・「野球が面白くない」「野球に行きたくない」との事だ。
だけど、オールスター福井には今から入りたい・・・とも言う。
学童野球が面白くないのか・・・それとも本当に野球が面白くないのか?やらされる野球に嫌気がさしたのか?
色々と自問自答するが、答えがわからない・・・困ったものだ。
親とすれば、甲子園を目指す高校野球球児になって欲しいが、(親の心)
好きなサッカーやりたい(子の心)
広辞苑によると、親の心子知らずとは、「子供のことを思っている親の深い心を察しないで、子供がかってきままなことをする」とあります。
しかし、子供たちもよく訴えます。うちの親はまったく子供の気持ちを分かってくれないと・・・つまり、「子の心親知らず」なんですね。
そんな自分も若い頃、野球をやりたくて仕方なかったのですが、親からは「勉強」「六大学」を押し付けられ、塾だらけの人生でした
野球がやりたい・・・福井商業で甲子園に行きたいといつも思ってましたが、野球をやらせてもらえませんでした。
大人になると事実を直視して生きてしまいます。
若い頃に抱いていた純粋な心を忘れ、私欲を追ったり、現実に迎合したりするように変化していってしまいます。
正直、純粋な心のままで生きることは、どんな社会にあっても不可能です。
社会とは、利己と利己とのせめぎ合いから成り立っています。
「親の心子知らず」とは、親の考える事実(現実)を子供たちがなかなか理解してくれないというところから生まれ
「子の心親知らず」とは、子供の純粋な心(正義感)を、親がなかなか理解しようとしないところから生まれるんですね・・・
そう言えば、最近息子から「キャッチボールやろう」・・・と言う言葉は皆無になった。
しばらく、何も言わずじっと見守ってみるかな~
「キャッチボールやろう」と言うまでは・・・