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ローランサン

2011年01月14日 05時25分25秒 | パソコン

 

 

  フランスの女流画家。私生児としてパリに生まれる。1902年、磁器の絵付(えつけ)の講習に通い始め、その2年後には画家を志してアンベール画塾の門をたたいた。そこでアカデミックな写実の技法を学ぶとともに、ブラックの知遇を得る。07年、ラフイット街の画廊でピカソと知リ合い、彼を介して詩人アポリネールと運命的な出会いをする。アポリネールの波瀾(はらん)に富んだ恋愛関係は5年間続いたが、それはローランサンの芸術的展開にとっても決定的な意味をもつものであった。アポリネールはキュビスムの画家たちを積極的に支援する文章をものし、一方彼女は当時のもっとも前衛的なこの絵画運動のただ中で伝統的な画法から脱皮し、キュビステイックな画風を展開させた。2人の関係はアンリ・ルソーの肖像画『詩人に霊感を与えるミューズ』に描かれている。しかし、2人の恋にもやがて破綻(はたん)が訪れ、それを契幾に彼女は独自の道を歩むようになった。14年、ドイツフォン・べッチェン男爵とパリで結婚、しかしほどなく第一世界大戦が勃発(ぼっぱつ)。結婚によってドイツとなったローランサンは亡命を余儀なくされ、以後5年間スペインで亡命生活を送る。終戦後ドイツに移ったが、21年に男爵と離婚、パリにふたたび居を講え、心の平静を取り戻す。彼女はバラ色と青と灰色を基調にひたすら女性的世界を描き続け、パリで没した。


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