いよいよ、夢ちゃんがわたしから離れる場面にきました。夢ちゃんが、わたしから
妹の六小へ移った時、わたしはさびしくてしかたがありませんでした。だって、わたしの
姿・声がわかるのは当時(今でもそうですが)、夢ちゃんしかいなかったのですもの。
今ではわたしも年を経て、わたしの所にいる子どもたちもずいぶん少なくなって
しまいました。やがて、わたしも八小と同じように、閉校となるかもしれません。でも、
それでもわたしはいいんです。なぜって、きっとわたしを巣立っていった子どもたちは、
ずっと、わたしのことを忘れずにいてくれると思うから。
あらあら、独り言なんていうから、思いつくままにしゃべっていたら、なんかしめっぽく
なってしまいました。ごめんなさい。
では、お話の続きをどうぞ。