バンコクでロングステイ始めました!

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カップ麺慕情

2024-08-26 14:02:46 | ロングステイ

私の来し方は即席麺の歴史よりは短いが、カップ麺の歴史よりは長い。記念すべきカップ麺の第一号である日清食品のカップヌードルが世に出たのは、小学校高学年の頃であった。新しいもの好きの親父が、会社帰りのお土産に買ってきたのが出会いの始まりで、もとよりラーメンとエビが大好きだった私は、一口で虜になってしまった。当時、カップ麺の価格は相対的に高く、裕福ではない我が家では、なかなか口にすることは叶わず、私の密かな憧れとなったのである。爾来カップ麺は、そば、うどん、焼きそばへと守備範囲を広げ、麺、スープ、具も多種多様となり、世界に誇れる素晴らしい進化を遂げた。産みの苦労は、NHKの「プロジェクトX」で、スパコンやYS-11に伍して放映されたものだ。私も、学生、社会人と大変お世話になり、おかげでカップ麺に対する舌が肥え、一家言持つようになった。年金ジジイとなった今でも、お気に入りの「金ちゃんヌードル」、「麺づくり」、「どん兵衛天ぷらそば」、「うま!推し 高菜ラーメン」などを週2-3回は食べている。そういえば、私の敬愛して止まないムツゴロウさんも、晩年は大のカップ麺好きであった。

御多分に洩れず、ここバンコクでもカップ麺は大人気だ。セブンイレブンやTOPSでは、即席麺売り場に大きなスペースを割り当て、沢山の商品を並べている。まさに群雄割拠だ。マーマー、クイック、ヤムヤム、カップヌードルが四天王であり、中でも即席麺の代名詞でもあるマーマーが、知名度では一歩抜け出している。マーマーとクイックはタイメーカーで1個14バーツ(58円)。内国産だが、味の素のブランドであるヤムヤム16バーツ、日清ブランドのカップヌードルは19バーツと、微妙に高い価格設定をしているのが興味深い。参考までにカップヌードルのタイ文字をそのまま読むと、「カッ ヌードゥーン」となる。

タイのカップ麺の特徴は以下の通り。

①蓋を開けるとプラスチックのフォークが入っている。取り出すのを忘れてお湯を注ぐと悲劇が起きる。

②麺は揚げ麺、スープは粉末。ニンニクオイルやチリペーストが別添のケースはあるが、粉末スープは予め麺と混合されていることが多い。

③味のラインナップが豊富。同じトムヤムクン味でも通常のものとココナッツミルクを使った2種類があり、豚ひき肉味でもマナオ(スダチ)の効いたのとそうでない2種類がある。

しかしながら、私はタイのカップ麺に大きな不満がある。タイ人の好みを反映させたせいなのか、おしなべて麺が柔らかすぎるのだ。豚骨ラーメンなら大丈夫かと思い、奮発して日清と一風堂がコラボしている「赤丸博多とんこつ」30バーツを試してみた。「バリカタ」とは言わぬまでも、「カタ」を期待していたのだが、出来上がったのは「やわ」であり、逆に欲求不満は募るばかり。そんな折、TOPSで輸入品の「緑のたぬき」を見つけ、これならばと食指が動いたのだが、値段を見て棚に戻してしまった。1個104バーツ(430円)では到底手を出せない。嗚呼、美味いカップ麺が食べたい!🥹🥹🥹

 

 

 

 



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