到着したThe Amazing SPIDER-MANは3冊、636号から638号まで。最初に読んだ2冊すなわち、Arc(複数話完結の話), Grim Huntの残り半分があまりにも面白かったので、まずそれについて、感想を書こう。
本題に移る前に一言。今回御用達から来た637号の状態が良くなかったので、新しいのを送ってもらうように、御用達にお願いした。(張り付けた画像の右下のところが折れ曲がっているのがわかるかな。)
636号、637号とも筋書きをJoe Kellyが担当。さすがにこれだけの長さの作品を一人で描くことが大変だったのか、636号の後半と637号の前半の画はMichael Larkが担当し、残りをMarco Checchettoが担当している。Michaelの画は先月も褒めちゃったけど、今月の画もなかなか、凄い。生き返ったKraven the Hunterの威厳に満ちた表情は特に良いな。それに比べて、Marcoの画はちょっと人物描写の部分でMichaelに比べて劣るかな。ただし、中身を読むのを放棄するほどではない。
635号の最後でSPIDER-MANが殺され、Kravenが生き返った。先月のBlogでこのことを書かなかったのは、殺されたのが絶対SPIDER-MANじゃないなと思い、それを確かめたかったから。やはり思った通りだった。SPIDER-MANことPeter ParkerのクローンであるKaineが髪の毛を急に切って登場したのが、おかしいなと思ってたんだ。(読者だったら誰でも気付くか。)636号の最後のコマでは、殺されたのがKaineだと知ったKravenがSPIDER-MANに、再び挑戦状を叩きつける。挑戦状の中身がカッコ良い。ただ “Hunt Me”の2語のみ。
さて、前回のBlogでも書いたけど、このGrim Huntは、1987年の名作Kraven’s Last HuntへのHomage。それがよくわかるのが、KaineがSPIDER-MANと入れ替わった後、SPIDER-MANが地中から這い上がるシーン。このシーンは前作でも使われている。そして、今回SPIDER-MANは黒のコスチュームを着る。Kaineが赤と青のコスチュームを着て殺されているので、仕方なく黒と白のコスチュームを着たのだろう。しかし、黒と白は1987年当時のコスチュームであり、この辺の演出はこころにくい。
最後のシーンで、Grim Huntが終わってないことが、わかる。SPIDER-MANにまたまた敗れたKravenは奥さんや、息子、娘とSavage Land(南極にある恐竜の時代がそのまま残った世界)に渡る。そこでまたKravinoff(Kravenの名字)の名を賭けた生き残りの狩りが始まる。まさにGrim Hunt(残酷な狩り)だね。
一方、SPIDER-MANと同じ力を持つ仲間たちではMadam Webが、Grim Huntで殺されてしまうのだが、その力を別の仲間Ana Corazonが受け継ぐ。新たな出発という感じだな。
そうそう、今回のGrim Hunt 4冊にはおまけの話2話が収録されている。先月書いたように名作Kraven’s Last Huntの筋書きを書いたJ M Dematteisが筋書きを書いた話と、あのStan Leeが筋書きを書いたものだ。しかし、画が2つともひどい。そこで読むのをやめちゃった。
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