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面白いのでまたAmazing X-MEN(”AX”)について。AX 17号、18号。筋書きをChris Yost、画をJorge Fornesがそれぞれ担当。
添付画像は、18号の表紙。本編と同じくFormesによるもの。誰だかわからないけど(Rachaelかな?)女性の眼に映ったJuggernaut。表紙画ってデザインが命なんだよね。よく本編と関係ない、若しくは本編とはちょっと違った展開の画もあるけど、デザインが良ければ、それで良しだな。あ、もちろんそのデザインを具現化する腕がないとだめだけどね。前回のAXの表紙担当Kris Ankaの他、Chris Bachalo、David Yardin、John Tyler Christopherが最近特にすごいなと思う画家達だな。デザイン力という視点から。
さて、粗筋。古代の邪神Cyttrakの力を媒介する赤い宝石の力を求め集まった悪者たち。その中から、Cyttrakのお眼鏡にかなったのは、Ahmet Abdol。そうLiving Monolithだ。X-MEN達は巨大化したLiving Monolithから他の人間にCyttrakの力を移す作戦に出た。名乗りでたCOLOSSUS。作戦は成功したかのように見えたが...。
続いて、気に入ったシーンや台詞を書こう。Formes の画は波があるのだが、Crossbonesと戦ったFire Starの表情が良かった。特にCrossbonesに炎を放ったコマ。それから、その戦いの最中に登場したCOLOSSUSとPIXIE。下から上に見上げる構図が素晴らしい。
Living Monolithの正体が17号でやっとわかるのだが、ここまで正体を隠す手法も良いな。
これまで、X-MENの道化師はICEMANだったのだが、ROCKSLIDEのお茶目振りも良いな。ICEMANは突っ込みだが、ROCKSLIDEはボケ担当だ。
Juggernautに対しX-MEN達がSPIDER-MANにも負けたよねとからかわれるシーンも好き。これは恐らく、Amazing SPIDER-MAN 229号、230号あたりの二人の対決を指していると思われる。(未読。俄然欲しくなった。)
わからないのは、JuggernautのX-MENへの敵対心。Cyttrakの力を奪ったCOLOSSUSに対する怒りならわかるが、Xavier教授を殺したCYCLOPSに対する怒りは解せない。AXでX-MENの一人からもNORTH STARからも指摘されているが答えがない。
AX 17号の最後にTo be concluded.って書かれてたけど、18号で完結しないのはどうしてだ?
あ、それからCyttrakの力を持たないCain(JuggernautですらないCain)が軽々とRachaelをぶっ飛ばすのは全然解せない。
もう手元に続きの話が来ているのだが、敢えて読まずにこの記事を投稿することにした。もし、このブログを見て読みたくなったら、是非買って読んでください。