アメコミとラーメン

DARK TOWER その44


前回から1カ月間をおいて、DARK TOWER (以下"DT”)The Gunslingerが再開。Arc(複数話完結の話)、 The Battle of Tull(“BT”)の始まり始まり。

原案Robin Furth、筋書きPeter David、画Michael Lark、インクStefano Gaudiano、彩色Richard Isanoveがそれぞれ担当。Michael Larkの画も良いね。前回のArcの画を担当していたLuke Rossの画も良かったけど。Michaelの画はLuke以上に好き。表紙画の主人公Roland の画がこれまたかっこ良い。どうもこういう画を見ていると荒野の用心棒とかの頃のClint EastwoodへのHomageが感じられるね。基本がしっかりしている。中身の画のインクはStefanoが行っているのだが、細かい線が強調されていて(表紙画の)Richardがインクを入れたものとはまた異なる味わいあり。

さて、話の方は、Stephen Kingの小説版1巻の中に入っている安酒場での話を漫画化しているもの。個人的にはそれほど好きな話ではない。それは2巻目以降の話が段違いで面白いからだろうな。

先週の終りに飲んだアメコミ好きの人達が、DTの筋書き担当Peter Davidを馬鹿褒めしてた。おいらも同意見。Marvel版DTシリーズの中で良いなと思うことの一つは、Davidのちょっとした台詞回しなんだよね。今回はRolandの間抜けな間男振りを表現するのに、師匠であるCortの教えを一瞬忘れて油断していると解説している。なるほど上手いね。主人公が絶体絶命の状態で最初の話が終ってしまうのも、昔から使われているお決まりの終わらせ方ながら、好きだな。

また、おまけの、Robinの解説コーナーでは、Rolandの性格付けのちょっとした変化(Rolandの成長の過程での)について語っている。これまでのまだ、幼さを残していたRolandから、目的達成のために人殺すこと、仲間を裏切ることに躊躇いを見せないRolandへ変わっている。そうそれが小説の中のRolandだよね。

小説版DTの中では比較的わくわく感が少ない話なのだが、RobinやPeterがどうその話を料理していくかがお楽しみだね。
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