アメコミとラーメン

SPIDER-MANの74


御用達Milehigh Comicsから来た今月のThe Amazing SPIDER-MANは何と4冊。恐らく先月発売予定だった641号の発売が遅れたからだな。本当だったらDark Towerを最初に読むのが習慣なのだが、お気に入りのPodcast、SPIDER-MAN Crawl Spaceのレビューを聞きたいので、641号を先に読むことにした。(まず、このBlogを書いた後に聞かないと、知らず知らずのうちに、Podcastのパネラーの意見をパクっちゃうかもしれないからね。)

さて、641号は、Arc(複数話完結の話)、One Moment in Time("OMIT”)の最終回。表紙がこれまた、素晴らしい。先月のBlogに貼り付けた639号の表紙も好きだったけど、これも良いね。SPIDER-MANのコスチュームの青、Mary Jane Watson(以下“MJ”)のジーンズの青が、背景の青に溶け込んでいるところが最高。MJの赤毛とSPIDER-MANのコスチュームの赤もマッチしているね。

筋書きとSPIDER-MAN ことPeter ParkerとMJとの対話のシーンの画をJoe Quesadaが、過去の経緯を表紙も描いているPaulo Riveraが担当している。先々月、先月とJoeの画をあまり評価していないコメントを続けて書いているが、今月のJoeの画に対しても、あまり感動はなかった。しかし、今回彼が描いた最後のパネルだけは、評価する。躍動感のあるSPIDER-MANの構図がすごく良い。そして、SPIDER-MANはコスチューム姿なので、人物の顔の表情は描かれていない。これが決め手。そう彼の描く人物の顔が好きになれなかったんだな。

さて、肝心の話はと言うと、Peterの正体が世間に明かされたことで、彼の周りにいる人の命に危険が迫っている。それを解決するには、彼の正体を再び隠す必要がある。それを解決するため、DOCTOR STRANGEがIRONMANことTony StarkとFANTASTIC FOURのReed Richardsと協力して何か不思議な空間を作り上げる。その中に入ることで、SPIDER-MANの正体は再び、謎になるらしい。この辺のナンセンスさはまー漫画なので許しちゃおう。そこで、PeterはMJを連れその空間に入ってしまったために、MJは彼の正体を知ったままってところが味噌。最大の理解者であるMJが彼の正体を知っていることは、今後の展開を考えてもプラスかな。

しかし、そのことが、MJとしては我慢の限界を超えたらしい。Peterの正体を知っていることで、Peterではなく、MJが彼女の家族や知人の命を危険に晒してしまう危険があるからだ。んーん。ここんところは、理解できないな。先月よりもう少し、MJの考えていることの筋道は、わかり易い。だけど、彼女はそんな臆病じゃないと思うよ。MJは、これまでそんな事件を幾つも乗り越えてきたはずだからね。つまりPeterとMJの歴史は、最近発生したMJの伯母さんの命が危険にさらされたぐらいで、ぐらつかないはずだけどな。

おいら自身を含めた読者が納得できない理由により、二人の愛が冷めてしまったことを説明しようとしても、無理な話。もっともMay伯母さんの命を救うため、悪魔Mephistoとの契約により、PeterとMJの結婚がちゃらになったのだから、論理的に説明しようとしてもできないね。

最大の不満は最後の方のPeterの台詞だ。 “Today, my best friend, the best person I’ve ever know set me free.” MJがPeterを自由にするんじゃなくて、Peter自身が自分自身を自由にする(MJへの気持ちを忘れ)決断をしなければいけない。SPIDER-MANの古くからのファンの大部分はまだ、MJの間が修復することを諦めてないと思うよ。
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