今回は、The Amazing SPIDER-MAN(ASM)の直近号を読み終えたので早速レビュー。 添付の表紙は、Stefano Caselli(だと思う)の描く683号の表紙。映画AVENGERSのコスチュームを意識したものだな。特にHawkeye。(画面右下)先月も書いたけど、SPIDER-MANの鎧はあまり好きではない。ゲッターロボか。
まずは、その683号から。筋書きをDan Slott、画を表紙画も書いているCaselliが担当。先月から始まっているEnds of the Worldの続き。今回のSlottの話は逆転に続ぐ逆転で読者を飽きさせない展開。Dr. Octopus("Doc Ock”)の知恵とSPIDER-MANの知恵の一騎打ちだ。今にも死にそうなDoc Ockが周到に悪巧みを仕鰍ッている点が伺え面白い。
いつもの通り気に入っているシーンや台詞等を書いてこう。まず、冒頭Doc Ockが仲間の悪人に集めさせた宝物。Doc Ockの調査の賜物だ。その中の一つThe Fang of Jormungandrは、最初何のことだか、わかんなかったが。Wikipediaで調べて漸く納得。THORの好敵手Midgard Serpentの牙だったんだ。 宝物を使ってDoc Ockは地上最強のヒーロー集団AVENGERSを唐オちゃうんだよね。
それから、Doc Ockの宇宙レンズはすごい。地球温暖化を止めるだけでなく、生物に有害な紫外線をもカットする働きがある。しかしこれは紫外線があるから生物に有害な微生物が繁殖しないことも止めてしまう。両刃の剣だな。
それから、地球温暖化を止めると言っているDoc Ockの要求を検討する中に集まる各国の首脳の中に元米国副大統領のAl Goreがいる。彼は温暖化への警鐘を鳴らし続ける活動家として有名。(ちなみにおいらは彼の本を2冊読んだ。できればこの本みんなに読んでほしい。)しかし、このAlさんは、Doc Ockが送り込んだChameleonが変装した偽物だった。SPIDER-MANが変装を見破る装置を身につけているところも良いね。それから偽物ながら、Alさんを殴っちゃうところも。
一方気に食わないのは、そんな世界の首脳の中に日本の野田首相の姿がない。画を描いているCaselliに文句があるというより、今の日本のふがいなさに怒っている。日本はそんなにダメになっちゃったのか。消費税増税とかで揉めている間に、もっと国際競争力を付けて、存在感をアピールする施策を実施して欲しい。
続いてASM 684号。Arc(複数話で完結する話)、筋書きをSlott、画をHumberto Ramosがそれぞれ担当。Ramosの画よりCaselliの画の方が好き。
683号で唐ウれたAVENGERSの中で、SPIDER-MANとBLACK WIDOWだけが、彼らの後をつけてきた、傭兵SILVER SABLEによって助け出される。AVENGERSの中で弱っちいこの二人を助けた理由はもう一歩なのだが。SPIDER-MANの方は納得できるかな。
683号では、悪人集団Sinister Sixの中でElectroが唐ウれるのだが、今回はSandmanが相手。上述のようにDoc OckとSPIDER-MANの駆け引きは続くのだが、SandmanもSPIDER-MANの知恵により撃破。
この号で面白いのは2点。まずは、Doc Ockの各国首脳に対する要求は、仲間達一人一人に20億ドルのお金を、自分にはDoc Ockの名前のついた大学を創設すること。なんかかわいい要求だな。
もう一つは、SILVER SABLEの乗ってきたステルス機能のついた飛行機。それに対しSPIDER-MANは漫画みたいだと評する。これアメコミファンだったらピンとくるけど、DC ComicsのWONDER WOMANの透明な飛行機を念頭に入れた台詞なんだよね。
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