X-23(どうも彼女をWOLVERINEとは呼べない)X-MEN 8号の表紙が今回の添付画像。7号のTrading Card VariantはSYNCHの図。SYNCHにそれ程感情移入できないので、X-23を選択。共にRussell Dautermanの作品。
今回は、先ほど読み終えた8号X-MEN と先月読んだ 7号を2冊纏めてレビュー。
筋書をGerry Dugan、7号の画をPepe Larrazが、8号の画をJavier Pinaがそれぞれ担当。
まずは粗筋を紹介。7号ではDr. Stasisのキメラ生物軍団と対決し、CYCLOPSが命を落とす。(6号でCAPTAIN KRAKOAが誕生する前の話になるのかな)8号では、クルーズ船上で船員・乗客をゾンビに変える実験を行うMODOKと戦う。
いつものように気に入ったシーン、台詞等を順不同で紹介。7号の本編開始後5、6ページそれに続く7ページがこの号のハイライト。見開き2ページを1シーンに費やしたシーンでは、Optic Blastを信号機を通して敵方に次々と命中させるCYCLOPSの図。それはそれは綺麗なもの。プロのビリヤード選手みたいだ。その次のページでは他のミュータントの力を真似ることのできるSYNCHと共同でOptic Blastを解き放つ姿も凄い。
Dr. Stasis の台詞。”The good news is it wasn’t a complete cut of your carotid artery. The bad news is now your carotid artery’s finished” 頸動脈は脳と繋がっている。だから、ミュータントが死んで蘇るとしても、死ぬ直前の記憶は失われるということなのか。またDr. Stasisはその仮説を検証するためにこんな手の込んだ攻撃をしたのか。(キメラ生物の攻撃は陽動作戦で、仮説の検証が目的なのか。)
続いて8号。次の話との間のFill-in的な話なのだが、もの凄く楽しめた。MODOK(実際には各文字の間に.が入るが書くのが面刀B)のキャラ設定が楽しかったからかな。それから日本に寄港したクルーズ船でのコロナ・クラスター問題もヒントになっているのが想像されるのも気に入った理由かな。(当事者の方には大変申し訳ないが。)
CYCLOPSの台詞。”Really? MODOK really yelled “For Science”?” 書いてある通りでこのクルーズ船での殺戮はMODOKの言うところの科学の為らしい。
X-23が何でクルーズ船の旅行をするのかわからないという台詞が伏線の、MODOKの台詞。”The food is the only reason to step foot on these filthy tubs.” (Tubはこの場合船を指す。)そう言いながらクルーズ船のビュッフェ形式の食事を堪能しているMODOKの姿は笑える。
オイラが大嫌いな設定、簡単に生まれ変われるX-MENに対するSYNCHの嘆きも良かった。X-23を恋い焦がれるSYNCHが目の当たりにしているX-23は生まれ変わり。彼はX-MENに半分失望している。その生まれ変わりの事実を知っていたBen Ulichの記憶を消したのは彼だと言うことがこの号でわかった。この号に来て漸く作者Duganの話の持ってき方に納得した。
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