All New X-MEN (“ANX”) 40号が到着したところで、40号と37号についてレビュー。間の38号、39号は、Guardians of the Galaxyとのクロスオーバーでどうも消化不良のためスキップ。
筋書きをBrian Michael Bendis、ANX 37号の画をMike del Mundo、40号の画をAhmud Asrarがそれぞれ担当。添付画像はAndrea Sorrentinoが担当。かつてのX-MENの基地、Utopiaの綺麗な画。一目で気に入った。Utopiaって単語を具現化した画だ。
ANX37号、40号の粗筋を手短に紹介。37号は所謂Fill in(前後の長い話の間の一話完結の話)。過去から連れてこられたJean GreyをEmma Frostがアジアの独立国Madripoorで実戦訓練する。40号は、宇宙から帰ってきた若きX-MEN達。束の間の平和を満喫する彼ら。しかし、上述のUtopiaではミュータントの仕業と思われる事件が発生していた。
今回も、いつものように、好きなシーン台詞を書いていく。ANX 37号。まずは、画を担当したdel Mundoの画力が素晴らしい。キャラクター一人一人を丁寧に描いているのはもちろんのこと、退廃的なMadripoorの背景を本当に悪の街に仕上げている。一昔前のグラフィックノベルみたいだ。ちなみに、彩色を彼自身とMarco D’alfonsoが担当している。
Uncanny X-MEN (“UX”) 32号で、EmmaがCYCLOPSに彼女のテレパシー能力が回復したことを告白する。どうして、回復したのかが、ANX 37号で語られている。Cuckoosのお陰だったんだね。どうもEmmaとCuckoosとの関係はよくわからん。Emmaの台詞が好きだな。合理的に説明しようとした後で、”A lady keeps her secrets.”と言い直す。彼女らしい。
Jean が自分の中にDark Phoenixがいると思い、テレキネシス能力を使うことに抵抗があるのに対し、Emmaはそんな暗い一面がJeanにはないことを再確認するシーンは、二人の友情の始まりの瞬間。映画カサブランカよろしく、友情の始まりって感じの終わりが暖かい。しかし、JeanとDark Phoenixは別の存在なんだけどな。何だろうJeanの勘違いぶりは。
続いてANX 40号。スパイ組織のSHIELDの責任者Maria Hill。彼女のミュータント飽き飽き感の表現が面白い。UX 31号までの事件を含めて、懲り懲りなんだろうな。
ネットでは話題になったみたいだが、過去から来たICEMANことBobby Drakeはゲイ。現代にいるBobbyはゲイじゃないって言うのに、どうしてなんだろうと悩んでいる。前からそうじゃないかと思っていたが、Bobbyが来た過去と現代のBobbyは、同じ時間の流れの中にいないんじゃないかな。
全然経緯がわからないけど、ANGELことWarrenの羽が変わっちゃったのもおかしい。上述の通り同じ時間の流れの中にいないという説を裏付けるね。
画を担当しているAsrar。今回も良いところもあれば、そうでないところもある。玉石混交の中、前にも書いたかもしれないが、彼の描くJeanは「玉」。
Utopiaを占拠しているのは誰だ。元New MutantsのKarmaとMorlocksのMasqueは確認できたんだけどね。
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