今回は、Uncanny X-MENとAVENGERS vs. X-MEN(”A v X”)のレビュー。
時間の流れに沿って、まずはUncanny X-MEN 10号から。筋書きをKieron Gillen画をCarlos Pachecoがそれぞれ担当。表紙画はAdam Kubertの作品。Adamの画は好きだな。それも今のAdamの画が。何かこう個性的でかつ上手い。本編は描かないのかな。
話は9号からの続き。宇宙基地に閉じ込められている異星人の犯罪者達が、事故によって地球に次々と舞い降りてくる。それらを鎮圧しようとするX-MENの活躍。
今回も気に入っているところを書こう。まずは、今回の悪役の親分。宇宙で生まれた監獄ロボットUnit。こいつは、人も殺しちゃう相当な悪。それでいて策略家でもある。だから始末に悪い。最後は同じ人工知能のDangerにやられるのだが、実は裏でそのDangerを手懐けている。次回以降に伏線を残すところは、良いね。表紙のAdamが描くUnitは機械丸見えで好きだな。キカイダ―みたいだ。
宇宙からの侵略を守る組織S.W.O.R.D.の責任者Agent BrandとX-MENのリーダーCYCLOPSとの脅し脅されの交渉も面白いな。
最後に10号のハイライト。CYCLOPSとAVENGERSのリーダーCAPTAIN AMERICAとの決別のシーン。CAPの台詞が印象的。即ち、You’ve said number one priority was saving the world. You’ve shown today it isn’t. AVENGERSを見捨てて、ミュータントの救世主と言われるHopeを助けに行ったことへの非難だね。
続いてA v X 0号。これ、オマケでもらったもの。(第二版だけどね。)筋書きをBrian Michael Bendis、画をJason Aaron、Frank Cho。表紙もCho。今回はこのChoの表紙を添付してみた。あまりに、かっちょ良過ぎる。HopeとSCARLET WITCHもさることながら、背景のMS. MARVELやIRON MANの白黒の肖像も迫力あり。今回の添付画像に採用。
内容は大したことない。狂気から目が覚めたSCARLET WITCHは元AVENGERSのメンバーながら、元同僚や夫から信用されていない。夫VISIONの涙がャCントかな。彼が泣いたのは何度目か。一方Hopeの方は、救世主ということで、手厚い保護の下にあるのだが、それが窮屈でならない。そして、それが元で過剰に暴力を行使してしまう。
彼女の台詞の中にもあるのだが、なんで彼女が救世主なんだっけってところが、もう一歩わからないんだよね。
そして、最後はUncanny X-MEN 11号。筋書きをGillen、画をGreg Landがそれぞれ担当。何度も書いてるけど、Gregは大のお気に入りの画家。
しまった、この話ってA v X 1号の続きの話なんだ。最初のシーンの意味がわからないわけだ。A v X 1号はそのうち到着すると思うんだけでな。何故か宇宙の悪の力Phoenix Forceの今回の獲物はHope。AVENGERSは彼女を保護しようとするのだが、X-MENはX-MENの力でHopeを守ろうとする。
例によって気に入っているところ。今回もかっちょ良いのはCYCLOPSとCAPとの話し合いと決別、そして対決。CYCLOPSの目から出る光線をCAPが盾で受け止めるシーンはど迫力。
それから、その次のコマも好き。何かとCYCLOPSの恋人Emmaを狙っているNamor。彼がCYCLOPSの行動を賞賛しているシーン。笑顔が良い。その笑顔の裏にあるのは、どうにかして、Emmaを自分のものにしちゃおうっていう自信なんだよね。面白い。
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