今回は、SUPERMAN vs. Muhammad Aliについて。DC Comicsから、デラックスになって、この本が復刊された。(誰が何と言おうが、表紙にDeluxe Editionって書いてあるのだからデラックスだ。)懐かしいタイトルがたまたまアマゾンで引っかかり、半年ぐらい前に注文して、ようやく最近到着した。定価$19.99也。アマゾンでは 1,705 yenで手に入れた。実は、この本の日本語版は1970年代後半に出版されている。なんかでかい本だったな。DC Comicsから当時と同じサイズのものも復刊されている。こっちの方はFacsimile Editionとか言うんだよね。
画をNeal Adams、筋書きをDenny O’Neil、インクをTerry Austinが担当している。Nealはまだまだ現役のカリスマ画家。おいらにとってのSUPERMANはNealの描いたそれだな。この頃が彼にとっての絶頂期かな。えらくかっこ良い。DennyはDC、Marvel両方で活躍した作家。そしてTerryもDC、Marvelで活躍したインカー。やはりX-MENの時のインクが印象的だな。最近のNealの画って線が沢山入りすぎて、ちょっと邪魔くさい感じがするんだけど、この邪魔くさい線を取り払ってすっきりさせたのは、Terryかもしれないな。この本のNealの画はみんな良い。
表紙の画は、当初出版された時、表と裏で一続きになっているものだった。この復刊本にも当時の画はしっかりと収録されている。知らなかったけど、この当時の表紙には、DCのスタッフや画家、作家達が沢山描かれていたんだね。あと、その当時のセレブもね。カーター(元)大統領夫妻が、添付画像右下で確認できるよ。(しまった画像が切れて大統領しか見えない。)
SUPERMANの対決ものといったら、MarvelのSPIDER-MANと2回対決しているんだよね。(2回目の話の方が面白い。)一方のAliだって負けていられない。アントニオ猪木と戦っているからね。
さて、中身の方はと言うと、タイトルの通りSUPERMAN とAliがリングの上で、対決するもの。侵略者の脅しに乗って不承不承対決させられるんだけどね。普通にやったらSUPERMANが勝っちゃうんだろうけど、SUPERMANの力が弱まるRed Sunの影響下にある惑星で試合をするので、SUPERMANは弱よわ。結果は書かないけど、最後の落ちまで良く考えられていて最後まで一気に読み切った。面白いね。何故かカメラマンのJimmy Olsenがリングアナになっているのが不自然だったけどね。
1970年代後半当時のおいらの小遣いは少なくて、日本版を買えなかった。悔しかったな。今でもほしいな。このBlogを読んで日本語版を読みたくなったら、復刊ドットコムに一票を入れてください。
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=35638
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