今回はAmazing SPIDER-MAN 535号のことを書こうと思う。CIVIL WARとのtie-in(他の雑誌と話が繋がっていること)だ。
先々月CIVIL WAR 04で書いた通りSPIDER-MANことPeter ParkerはTony Stark (IRONMAN)やReed Richards (Mr. FANTASTIC)のSuperhuman Registration Act(以下 “SRA”。特殊な力をもったヒーローや悪人はその存在をアメリカ政府に登録しなければならない法律)に反対し対抗するヒーロー達をどんどん捕まえていくことに疑問を抱きはじめた。
話の中身は詳しく書かないけどアメリカ人の民主主義的視点が面白い。まず第一にこのSRAはアメリカ政府の進める移民法の強化への批判とも取れる。つまりちゃんとアメリカ国籍をとらない人以外に対しては厳しい措置を講じるものだ。(国境警備の増強や不法移民の雇用者に対する厳罰化も含まれるが、反対する人は不法移民そのものへの厳罰に抗議し今年の春頃デモを行った。)第二に、それと絡んで裁判制を強く支持しているところだ。つまりきちんと裁判にかけなければ罰せられないということだ。ネオコンへの警鐘だよね。
写真はこの話と直接関係ないけど、The Sensational SPIDER-MAN 30号の表紙。中身の画家とは違い良いね。
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