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先月到着したSPIDER-MAN関連はこれが最後Amazing Fantasy 1000号を読み終えたのでレビュー。
添付画像は、Steve McNivenが描いたvariant cover。
定価$7.99で全9話が読めるお得なんだかお得じゃないんだかな本。9共別々の作家が担当している。全部をダラダラと紹介するのは嫌なので気に入ったもの、気になったもののみをハイライト。
まずは一話目。”Just Some Guy”。取るに足らないものみたいな感じで、見逃してくれよ的な子悪党の嘆き。だけどSPIDER-MANは見逃さない。何でかってのが主題。筋書Anthony Falcone、画Michael Cho。
子悪党の台詞とSPIDER-MANのちょっとムッとして苦しい答が笑える。”Your jokes are awful.” “That is a matter of opinion.”
二話目。最初に出てきた老女をMay叔母さんと勘違いしてたよ。そして、途中で犯人の撃った銃弾に当たるなんておかしいと思って…。”Sinister 60” という題、SPIDER-MAN がこの世に出て60年だからのタイトルなのだがこの数字には別の意味もあって良い意味で裏切られた。筋書がDan Slottってことで凄く色眼鏡をかけて読んでしまった。最後のサゲ(オチ)で今回の彼の作品も良かった。短編を書いている方が良いんじゃないか。
画はJim Cheungで良いのだが、彩色が良くない。
四話目。”The Kid’s Got a Good Eye” 筋書Rainbow Rowell、画Oliver Coipel。画は文句なし。ちょっとNorman Rockwellチックな画の感じがちょっと前の話なんだよと語っている。
J Jonah JamesonがPeterの撮影した写真の価格を示唆いている台詞。”A small check. Nothing requires a comma or too much arithmetic.” JJJのことわかっている。その後にRobbieはPeterが撮影したそしてJJJが歯牙にもかけなかった写真を評価するシーンがこの話のそしてこの本の最大の盛り上がりか。ここは大好き。
八話目。この本で最大の目玉。筋書Neil Gaiman。画Steve McNiven。Gaimanの子供の頃の憧れSteve Ditkoに会っちゃうという内容。大人向けの童話。画は凄い。
肝心の話は特に良くも悪くもない。この話にあるようにDitkoは頻繁にファンからの手紙に返信しているのは事実。また、彼のアパート下の呼び鈴をならした別の迷惑ファンに対し彼のアパートまでは上がってくるなと言ったのも聞いたことがある。Gaimanもその話をヒントに書いたのは間違いない。そういう意味では面白かった。
この話ではファンであるGaimanをDitkoは招き入れたわけだが…。それからDitkoが自らSPIDER-MANの話を進んで話したのはちょっと信じられないな。作り話なのはわかっているけど。