アメコミとラーメン

X-FACTORその16


今回はちょっと間を置いてのX-FACTORについての記事。その215号について。

筋書きはPeter David、画はValentine De Landroが担当。表紙はDavid Yardin。前回書いた時のYardinの表紙はもう一歩だったが、今回のYardinの画は好き。地味ながら、215の内容が一目でわかる逸品。人物の表情、構図が良いね。

Valentineの画の方は前回も書いたけど、イケる画が多い。今回の依頼主Adinaの義理の母親の顔がコマによって違うのが気に食わない。しかしそれ以外は結構良いな。前回と違い、インクを別の人が担当しているからなのか。X-FACTORの話はどちらかというと地味なので、そんな話には陰影のある画の方が感じが出る。今回の敵Vandella(アフリカ版狐憑き)の画が良いな。X-FACTOR向きの敵というより、どちらかというとSPIDER-MANにでてくる敵っぽいけどね。いっそのこと、ValentineがSPIDER-MAN のレギュラー画家になっても良いな。

今回は、一話完結なので話がシンプル。この方が楽しめる。タイトルのStakeoutは探偵・刑事ものの張り込みという意味。タイトル通り、主人公のMadroxと最近のお気に入りのキャラクターLayla Milerが張り込みの末、敵であるVandellaを唐キ。(ヒーローものなので、正義は必ず勝つ。だからこれだけの表記だったらSpoilにならないでしょ。)

Peter Davidの筋書きはいつも面白い。Vandellaと、60年代のャbプグループMartha and Vandellas(蛇足ながらHeat Waveって名曲を歌ったグループ)をかけたジョークは面白い。

主人公Madroxは自分の身体を何人にもできるミュータント。分身の一人がジョーク(彼はくだらないジョークの天才でもある)で、Laylaに求婚する。その後のLaylaの言葉、行動も楽しい。最後はどう理解して良いのかわからないけどね。

最後の落ちも良いな。何でこれまでの話でLaylaがMarvelの悪役中の悪役Dr. Doomと手を組んだのかがわかる。これを書きたいがために、Dr. Doomと組ませたのか、こじつけなのかはわからないけどね。
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