※前回更新した記事はライフラインの通し方について説明に不備があったので、一旦取り下げて新しく記事を書きました。すでに読んでしまった方、よく分からなかったと思います。すみません。
Semeleを編んでいた時に、間違えて掛け目のある段を解く必要が出てきた場合、掛け目がわからなくなり、針に戻した時に目数が違ってきてしまう…という問題に頭を悩ませていたのですが、それに対する解決策を学習しました。「ライフライン」です。耳にしたことはあるけど、実際にやってみたことはありませんでした。
たいていの金属製付け替え輪針のケーブルには、このような小さな穴があります。
右手で持つ針に、このように糸を通します。ライフラインに使う糸は綿などのスルスルした質感の糸がおすすめです。今回は普通の白い縫い糸を使っています。(若干心もとない細さですが、これしかなかったので)
あとはその段を普通に編むだけで、ケーブルと一緒にライフラインが目を通っていきます。一段編んだら、針から縫い糸を外し、両端を長めに残してカットします。
こうすれば掛け目の間にも縫い糸が通るので、解いた時に引っかかっているのを針に戻せばよいのです。また、解くときに端の一目まで落ちてしまう、といったことも防げます。
ライフラインを通す時の目数の印は普通の目数リングよりも、ロックタイプの段数リングが便利…というか普通の目数リングを使う時のやり方は分かりませんでした。(どうしても目数リングにライフラインが通ってしまって切断するハメになる)ので、今回は段数リングを使ってのライフラインの通し方について書きます。
例えば模様と模様の境目に段数リングを通しておいたとして、1模様編み終わったら左針から右針へ段数リングを移すのですが、ライフラインを通さない場合と同様の方法でリングを移すと…
ライフラインがそのまま段数リングに通ることになります。幸いこれはロック式なので開けて外せばよいのですが、ちょっと面倒ですよね。このような事態を防ぐには…
段数リングは一旦外します。
右針を引っ張ってなるべく長くケーブルを引き出します。この時目にライフラインが通ります。
ケーブルだけに段数リングを取り付けます。次の模様を編んでいきます。
手間はかかりますが、掛け目をたくさん編む作品では重宝する方法です。私はうっかりさんなので、段のはじめに針に縫い糸を通すのが面倒ですが、各段に通していくことにしました。これで模様編みが正確にできるといいですね!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます