Grand Largeの次は、やはりアトリエ・ニッツさんで購入した翻訳パターンのsemeleを編もうと思います。スウェーデンの人気デザイナー、オーサ・トリコーサさんのパターンで、レース編みの木の葉の美しさに一目惚れして決めました。棒針での模様編みはアランしかしたことがありませんが、難易度も星ひとつ多いし、テクニックのステップアップにはちょうどいいんじゃないでしょうか。糸は1着目のGrand Largeを編んだ余りのジェイミソンズスピンドリフトのスコッチブルームが6かせと少しあるので、それで編みます。なんで着分買ったつもりでこんなに余ったのかというと、当時ユーロジャパントレーディングさんはhank(かせ)単位で販売していたんですね。現在はballで販売されているようですが。そのhankとballの違いが私には分からなかったんです。
ショールなのでさほどゲージは重要ではない、と書いてありましたが、手触りや落ち感に響きそうなので一応スワッチを編むことにしました。作り目は、「もっとも簡単な後で拾う作り目」です。写真付きのチュートリアルがあるので分かりやすいです。だけど本当に、「もっとも簡単」でした。基本的に二本の針に糸を巻きつけていくだけなんですよ。え、こんなことで作り目ができるの?と驚くと思います。はじめはレシピ通りUS6号で編みはじめました。
が、ここまで編んでやめました。ゲージは合いそうでしたが、目の揃い具合が気に入らなかったんです。なので、US4号で編むことにしました。
4号で編んだスワッチがこちら
うーん…目の揃い具合は6号の時よりマシですが、それでもまだ乱れが気になる…。でも、これ以上細い針で編んだら、ショールそのものが小さくなってしまいそうですよね。私は大判のショールが欲しいので。で、どうしたかというと、このスワッチを縮絨してみることにしました。ある程度目が揃うだろうと思ったので。ゲージというものは本来水通し、スチームあるいは縮絨までして測るものなんですが、私はそこまでやったことがありません。でもやっぱりより美しいものを作りたいですからね。そのためにまずせっかちをやめて、時間をかけましょう。
縮絨後の4号スワッチ。
思った通り目がある程度揃って、毛羽立ちのおかげで乱れがあまり気にならなくなったので、US4号で編むことにしました。ゲージもほぼ規定のサイズです。
あと気になるんですが、そもそもジェイミソンズスピンドリフトってこの作品に向いてるんでしょうか?ラベリーによると推奨糸はレースヤーンやシルク混、ソックヤーンのようなスルスルと編める糸みたいなんですけど。スピンドリフトはそういうのとは質感が違いますしねえ。でも、出来上がりが想像つかないのもワクワクします。
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