<あなたへの手紙…!>

加齢と比例し記憶は薄れ身体能力は欠ける日々
模索しながら、頑張って登る八十路坂その生活を備忘録を
ここに綴ります!

息子へ…!⑥

2006年12月01日 | 日記
息子へ…!⑥

あの時に、こういえばよかったのでは…?
あの時に、こうせればよかったのでは…? 

【子育てをいかに償い生きるべき吾が罪おもく 蛻てゆけり】

ひと月、半年 いや一年、二年と月日が過ぎていくと
不安の毎日にかわり、新聞の三面記事が気になり始めていました。
             
そして・・・・・出ていって三年経つか経たない頃に・・・
           こちらは○○警察です。
○○○の車はお宅の車ですね?
      駐車違反しています。すぐさま移動願います。
      都内の警察からでした。
 車の所有者は息子のあなたであると、
 言われているのに事ともせず、私は再三警告を無視しました。
 

【くりかえす駐車違反の息子にも慣れ警告無視す吾も奈落なり】

そして私のこころの葛藤が消えた頃ふたたび違反の電話。
           「こちらは○○警察です・・・」
私は段取りを考えていたかのように、すらすらと
「レッカー移動を、お願いします。現住所を聞いておいて下さい」と、
切にお願いしました。

池袋の込み入った路地を通り抜け、警察で聞いた貴方が住むという
1Kマンションへ。私は夕方から立ち尽くして、君の帰りを待ちました。

10月に入ったばかりで、夜風をひとときの慰めに感じていた
22時過ぎ、角を曲がってくるのは、紛れもない あなた・・・

私にきずくと,君は驚きを隠せず・・・・
一瞬、微笑みともつかないものを、口元に漂わせ、その後
ニコッと笑いました。
これが母と子の4年ぶりの対面でした!

【いちばんに云いたきことは閉じ込めて眼でもて笑へり眼でもて笑へり】

              -次回へつづく-
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