弛まぬ空

酷く個人的かつ内面的な日記

自信喪失-too late?or...

2018-07-15 02:38:29 | 思考
入院しているときの知能検査で言語性IQ118、作動記憶のIQ135(動作性IQ80)が出た。
去年、デイケアでやった厚労省式の適性検査でも実施してくれた室長が驚いていた。言語の処理に関わる部分で見たことのない成績だと。
そして、人文社会系の研究者が適性で一番だった。

英語なんてやれば誰でもできるし、大学受験の頃から得意だったので一応TOEICは890ある。

要は周りの評価と自分の得意な所が一致していた。
もう信念よりなにより、得意で好きなことをすべきだろう。

それでも、科学哲学の本を読んで研究計画や論文を書こうとすると納得がいかない。自信が持てない。
自分の文章に。構想に。着想に。
結局、テストで点が良いだけ―頭がいいのではなく、勉強ができるだけ-なのではないか。

暗記能力と処理能力は高くても、本当の地頭のよさなんてないのではないだろうか。
そう思うと、大学院受験とその後この道で食べていくことなんてできないのではないか、と弱気になってきた。

周りを見てると、理系の博士まで行った人たちも地頭がいいという言うよりは真面目で根気があるだけに見える。
でも、文系の、ましてや哲学で食っていける人間は違うのではないか。

病と薬で頭の働きが悪くなっていることを考慮しても・・・自分など通用しないのではないか。

そう思えてくる。

それでも、科学哲学に移行してから一か月もたってない。むしろ、たったそれだけの期間で四年間、哲学や科学に学んできた人間と大学院入試で競う方が間違っているのかもしれない。

向いてない。

その一言で今回も終わらせるつもりか。
そうしたら今度こそ生きている価値など無い。

相対主義という閉鎖空間

2018-07-11 02:16:17 | 思考
あなたの痛みはあなたのもの。
私の痛みは私のもの。

mECTとそれを説明しようとしてきた過程で、生まれたもの。
それは相対主義という名の相互不理解。共有への諦め。

更にそこから生まれたもの。
幾らかの平穏と静寂。そして、和解の放棄。
絶望にも希望にも程遠い、平坦な時間と世界。

それでも、、私は確実に死へと向かっている。
その焦燥感が徐々に身を焼いていく。
その鈍痛が結局、いつ死のうが同じなら何故今ではないのか、という例の思考パターンへと導く。

この思考パターンは、無理は出来ないという自分の中での危険信号。
それも自分で分かっていればいいのだろう。

でも、きっと、心の奥底では救いー絶対的な有意味性を求めている。
祈っても救いなどないのならば、信仰をしない理由はある。
だが、そもそも祈るから救われるという道具主義的なものは信仰ではなく、祈るから救われるのだろう。
それでも、信仰の端緒となるものを見出だせない。

あなたの神はあなたのもの。
私の神は、、、


狂気の在りかた

2018-07-02 00:07:40 | 思考
mECTを受けた人がその後にどうなっているかを全く知らない。
自分のようにブログとか文字で記録したものがあるかも分からない。
ネット上をくまなく調べればあるのかもしれないが、それはともかく、経験者同士で会って話してみたい。

ただただ、遠い。何もかも。
こう記述してみればそれまでなのかもしれないが、この記述で正しいかどうかが分からない。
少なくとも、術前術後で何か、決定的なものが変わってしまった。
正しさの在り処も分からない。

術前が、記述し説明し、理解を得られる狂い方ー精神病ということを狂うと言っているのではないーだったのに対して、術後のこれはそういうものではない。
切実感と現実味に欠けているというのは内面のことだけではなくて、説明することにもそれが欠けている。
当の本人が説明に違和感を抱えているというのもあり、理解を求めていない。

そう、こう書くことすらも。。。

そう考えていくと、もはや、正常な狂い方ではないのだろう。
不条理そのものであろう。

だが、カミュの異邦人のような、突発的に何かしでかすような狂気の在りかたでもなく、刑務所に入るために犯罪を犯す類いのものでもない。
誰に何を弁明する訳でもなく、非社会的な在りかたをしても反社会的な在りかたは生来の気質上あり得ない。
それは理解している。自分を客観的に見てもいる。

むしろ、反社会的な狂い方など理解の対象となってしまうという意味で生易しい。
ただただ、この鈍痛が、世界の土台が揺らぐような振動が、己を正常な狂い方に導くならば、いっそのこと、自分を自分で処分しようとも思う。

そういうことはないと思うが。