こちらは台風11号の影響で、昨日から雨が降り、弱い風も吹いて、比較的涼しく、かえって過ごしやすいです。
おかげさまで、先週の西本神父の帰天一周年祈念ミサと墓参が無事に終わりました。
翌日、こちらの「まにら新聞」のトップページに写真入りの記事が載ったそうです。
まだ見ていませんが、同行してくださった記者のお二人に感謝いたします。
また、当日参加してくださった方、遠くからお祈りくださった皆さんに心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。
さて、その前日の20日の晩、神学生時代にホームステイでお世話になった家族の娘さんの結婚パーティーに呼ばれて行ってきました。
思えば今から15年前、こちらの神学校最後の年に、実地体験として、貧しい地区のそのお宅に一ヶ月滞在したのでした。
ぼくより少し年上の両親には、小学6年生の長男をはじめ、4年生、3年生、そして4歳の娘がいて、いまは、皆立派に大きくなりました。
今回結婚したのは、長女のジェニーです。
結婚パーティーは、嫁いだ先のお宅での手作りのホームパーティーでした。
ぼくがフィリピンを離れてからも、その家族と交流は続き、機会があればときどき訪問したりしていましたが、今回は、久々に家族全員が集まっての再会となりました。
ホームステイの体験は、「今日のみことば」で少し分かち合ったことがありますので、その一節を引用します。
*****************
天の国の風景
フィリピンで神学生だった頃のある夏休み、私は体験のために一か月間、非合法的居住区(スラム)のある家庭にホームステイをしました。両親と四人の子どもの家族で、上から小学六年生の男の子、そして小学四年と三年、そして四歳の女の子です。子ども達は家事をよく手伝っていたのが印象的でした。ところが、その四人とも洗礼を受けていないと言います。フィリピンは人口の多くがカトリックで、小学校では公立の学校でも初聖体の準備をするところがほとんどです。しかし、その子ども達は洗礼を受けていないので、クラスメートが初聖体を受けているのに自分達が受けられないことを、とても残念に思っていました。お母さんに聞いてみると、洗礼はお金がないから受けられないと言うのです。私は、洗礼にはお金は何もかかりません、望めばただで受けられますと説明しました。洗礼は、まったく無償に与えられる神の愛のしるしだからです。ホームステイが終わってから、教会の主任司祭と相談し、とくべつに洗礼の準備を私がお世話させていただくことになりました。そして約半年後、主任司祭の計らいで、すでに助祭となっていた私に洗礼の司式が任されました。
〔中略〕
あの子ども達の洗礼が終わった後、家に戻り、皆でお祝いしました。近所の人々も食べ物や飲み物を持ち寄ってきました。家の前の小さな路地はテーブルや椅子でふさがれてしまいました。そこを通る人は誰でもお祝いに参加できます。私にとって、これまで味わったことのない喜びの宴席です。天の国の風景は、目の前にありました。
(真生会館聖書センター「今日のみことば」2008年8月20日より)
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今回の再会で、ぼくたちは深い喜びに満たされました。
そのためか、話したいこともたくさんあるだろうに、言葉がなかなか出てきません。
しかし、言葉が出てこなくても、しっかりとぼくたちは互いに喜びをかみしめていました。
しあわせの感覚があるとしたら、こういうことを言うのだろうなと思いました。
ジェニーの夫となったマイケルは、とても優しそうな、しかも美男子の好青年です。
じつは、もうおなかの中に子どもがいます。
きっとあたたかな家庭を築いていってくれるでしょう。
明日日曜日の晩に、その家族がぼくを訪ねてきてくれます。
ここまで導いてくださった神さまに、共に感謝の祈りをささげたいと思います。
おかげさまで、先週の西本神父の帰天一周年祈念ミサと墓参が無事に終わりました。
翌日、こちらの「まにら新聞」のトップページに写真入りの記事が載ったそうです。
まだ見ていませんが、同行してくださった記者のお二人に感謝いたします。
また、当日参加してくださった方、遠くからお祈りくださった皆さんに心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。
さて、その前日の20日の晩、神学生時代にホームステイでお世話になった家族の娘さんの結婚パーティーに呼ばれて行ってきました。
思えば今から15年前、こちらの神学校最後の年に、実地体験として、貧しい地区のそのお宅に一ヶ月滞在したのでした。
ぼくより少し年上の両親には、小学6年生の長男をはじめ、4年生、3年生、そして4歳の娘がいて、いまは、皆立派に大きくなりました。
今回結婚したのは、長女のジェニーです。
結婚パーティーは、嫁いだ先のお宅での手作りのホームパーティーでした。
ぼくがフィリピンを離れてからも、その家族と交流は続き、機会があればときどき訪問したりしていましたが、今回は、久々に家族全員が集まっての再会となりました。
ホームステイの体験は、「今日のみことば」で少し分かち合ったことがありますので、その一節を引用します。
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天の国の風景
フィリピンで神学生だった頃のある夏休み、私は体験のために一か月間、非合法的居住区(スラム)のある家庭にホームステイをしました。両親と四人の子どもの家族で、上から小学六年生の男の子、そして小学四年と三年、そして四歳の女の子です。子ども達は家事をよく手伝っていたのが印象的でした。ところが、その四人とも洗礼を受けていないと言います。フィリピンは人口の多くがカトリックで、小学校では公立の学校でも初聖体の準備をするところがほとんどです。しかし、その子ども達は洗礼を受けていないので、クラスメートが初聖体を受けているのに自分達が受けられないことを、とても残念に思っていました。お母さんに聞いてみると、洗礼はお金がないから受けられないと言うのです。私は、洗礼にはお金は何もかかりません、望めばただで受けられますと説明しました。洗礼は、まったく無償に与えられる神の愛のしるしだからです。ホームステイが終わってから、教会の主任司祭と相談し、とくべつに洗礼の準備を私がお世話させていただくことになりました。そして約半年後、主任司祭の計らいで、すでに助祭となっていた私に洗礼の司式が任されました。
〔中略〕
あの子ども達の洗礼が終わった後、家に戻り、皆でお祝いしました。近所の人々も食べ物や飲み物を持ち寄ってきました。家の前の小さな路地はテーブルや椅子でふさがれてしまいました。そこを通る人は誰でもお祝いに参加できます。私にとって、これまで味わったことのない喜びの宴席です。天の国の風景は、目の前にありました。
(真生会館聖書センター「今日のみことば」2008年8月20日より)
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今回の再会で、ぼくたちは深い喜びに満たされました。
そのためか、話したいこともたくさんあるだろうに、言葉がなかなか出てきません。
しかし、言葉が出てこなくても、しっかりとぼくたちは互いに喜びをかみしめていました。
しあわせの感覚があるとしたら、こういうことを言うのだろうなと思いました。
ジェニーの夫となったマイケルは、とても優しそうな、しかも美男子の好青年です。
じつは、もうおなかの中に子どもがいます。
きっとあたたかな家庭を築いていってくれるでしょう。
明日日曜日の晩に、その家族がぼくを訪ねてきてくれます。
ここまで導いてくださった神さまに、共に感謝の祈りをささげたいと思います。