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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ラグビーの話題

2013年11月27日 | ラグビー

木枯らしが吹き始めれば、
いよいよラグビーの季節到来!
という思いがします。

11月2日に、
日本代表はオールブラックスと戦い、
その後欧州遠征に出発しました。

その代表の欧州遠征は、
結局2勝2敗でフィニッシュ。

2015年を経由して2019年の『日本W杯』に向けて、
エディー・ジャパンは着々と歩んでいるようにも見えます。

しかし私見としては、
代表の強化と並行してラグビー界がやらなければならないのは、
なんといっても≪ラグビー人気の復活≫。

先日のスポーツ紙で、
現国立での『最後の早明戦』を前に、
早稲田のスター・本城と、
明治の伝説・藤田の対談が行われていましたが、
その中でも、
当時のラグビー熱の凄さが語られていました。

早明戦は満員札止めは当たり前。
8万人の観衆をいつも集め、
その異様ともいえる熱さが選手を後押ししていたと語っていました。

先日の日本代表vsオールブラックス戦。

チケットは発売当日に完売するという異例の人気でしたが、
それはひとえに『オールブラックス人気』によるもの。

まだまだ日本のラグビー界が熱く燃え上がっているという実感はありません。

サッカーでは、
ナビスコカップの決勝や天皇杯決勝などは言うに及ばず、
リーグ終盤戦ともなれば各チームともに満員の観衆を集める中で、
試合が行われるのはお約束。

20年でここまで育て上げられた”サッカーの奇跡”、
ラグビー界も学ぶべき点が大いにあるでしょう。

そしてそのためには、
競技人口も増やしていかなければなりません。

ここ数年、
『ファン獲得』にも『競技人口拡大』にも、
ようやく重い腰を上げだした日本ラグビー界、
これから継続的にその活動をやっていけるのか、
注視していきたいと思っています。

個人的な思いとしては、
『東京オリンピック』の2020年開催が決まった今、
『その前年、2019年にはラグビーのワールドカップ日本大会が行われる』ことを、
もっとアピールしていかなければなりませんよ。

【決勝はぜひ新国立競技場のこけら落としとして】
ということには、
ならんのかなあ。。。


さて、
そんなラグビー界。

昨年は大学ラグビー界が『大学選手権』を大改革して、
リーグ戦方式を取り入れて、
成功を収めました。

各リーグの成績に準じて、
選手権の『予選リーグ』(正式な名称は第2ステージ)を4組に分け、
各組1位が決勝トーナメント(4強)に進めるという、
W杯方式が採られました。

まだ関東大学対抗戦の順位が確定していないのでグループ分けは最終的には決まっていませんが、
各校がより多く試合ができるということで、
面白い試合が増えましたね。

そして勝ち上がったチームによる準決勝は、
1月2日に国立競技場で行われます。

今年の大会も、
まず間違いなく帝京大中心の展開になると思われます。

対抗馬とならなければいけないリーグ戦優勝の流通経済大は、
先週の最終戦で東海大に何もできずに完敗。
もろさを露呈してしまい、
対抗馬に上がってこられるかということには疑問符が付きました。

代わって若い東海大の方が、
リーグ戦組では怖いチームだと思われますね。

筑波、明治が4位・5位にいる対抗戦グループは、
出場5校がすべて力を持っていて、
ひょっとすると4強すべてが『対抗戦組』ということも考えられます。

関西勢も含め、
他のリーグの奮起に期待したいところです。


長らく中断していたトップリーグも、
今年からその大会方式を変更しました。

前半戦の戦いを第1ステージとして、
上位8チームと下位8チームを第2ステージで完全に分離しました。

第2ステージのAグループは上位8チームの戦いとなり、
そこで勝ち上がった4チームがトーナメントによる準決勝を戦うということになっています。

Aグループは、
おなじみの顔が揃っています。

サントリー、パナソニック、東芝、神戸製鋼、ヤマハ、NEC、トヨタ。
そしてサプライズを起こしたのが永友監督率いるキャノン。

トップリーグ入り2年目で、
上位に顔を出してきました。


さて、
このトップリーグ。

例年10月までの前半戦と、
中断を挟んだ12月からの戦いで、
チームがガラッと変わってくるというのが特徴。

第1ステージでは今ひとつだった東芝、神戸がグッと上がってくる可能性も大です。

第1ステージを安定した戦いぶりでトップ通過したサントリーとパナソニックの2強が、
それらのチームを迎え撃つという構図になります。



そして高校ラグビーは、
一昨日シード校が発表となりました。

Aシードは、
東の桐蔭学園、西の大阪桐蔭、東海大仰星となりました。

高校ラグビーは、
例年各校の実力の差が大きく、
『大会前の予想通り』の結末を迎えることがほとんどです。

上位で『実力校同士のつぶしあい』になるまで、
勝負としての興味はあまりわかない大会となってしまっています。

そのあたり、
近年『どこが優勝するか全くわからない』と言われている高校サッカーと、
大きく違うところです。

そのためか、
人々のこの大会に対する興味は年々薄れ、
地上波でのこの大会の放送はほとんどなく、
わずかに決勝が生中継されるぐらいとなってしまいました。

特に会場にもなっていない関東の人間にとっては、
昔からの『お正月の風物詩』
という冠は、
近年では完全に外されてしまった感があります。

話題になることは、
ほとんどありません。

『サプライズの要素がほとんどないため、勝敗に興味がわかない』
ということ。
『実力差がどうしても大きくなってしまう』
ということ。

このあたりが、
この大会を通してみえる、
ラグビーが本質的に抱えている問題だという気もします。


他のボールゲームと比較して、
わずか2校~5校ぐらいしか予選大会に参加しない地区もあり、
そこを勝ち抜いたチームが全国大会に行けるというハードルの低さも、
実力差を大きくしている原因かもしれませんがね。


優勝争いは、
上記のAシード3校に、
Bシードの10校の中から出ることは間違いないでしょう。

組み合わせ抽選の結果によって、
大きく流れが変わっていく大会です。


さて、
日本のラグビーシーンを引っ張る3大会。
ラグビーW杯に向けて、
盛り上がっていってほしいと思っています。


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