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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ラグビーワールドカップ2015  頂上決戦は、雄々しく、そして素晴らしく!

2015年11月02日 | ラグビー

≪ラグビーワールドカップ2015≫  ~イングランド~

【決勝】

ニュージーランド 〇 34(16-3 18-14)17 ● オーストラリア



素晴らしい決勝の戦いでした。

ニュージーランドとオーストラリア。

ラグビーと言えばこの2か国がまず思い浮かぶという、
南半球の2大強国の決勝対決。

ワールドカップの決勝対決は初めてという、
この『世界が待ち望んだ決勝』は、
素晴らしい戦いとなりました。


前半の開始早々から、
ニュージーランドが素早い出足で主導権を奪いました。

パスの精度も高くオーストラリア陣まで幾度も攻め込みますが、
最後のところはさすがに”ワラビーズの守り”が炸裂し、
トライを許しません。

しかしオールブラックスは、
ペナルティーで得たチャンスを、
ダン・カーターが見事なキックを連発して得点を奪って9-3とリード。

そして前半終了間際には、
左サイドに見事なつなぎを見せて待望の初トライ。
前半を16-3で折り返しました。

そして後半開始早々。

WTBノヌーの、
『これぞスーパースター』というトライが炸裂。
21-3として、
圧倒的に優位に立ったと思われたのですが、
そこからワラビーズがじわじわと反撃。

2トライを奪い返して21-17の4点差。

残り時間はまだ15分もあり、
『もしかして・・・・』
という空気がスタジアムを覆いましたが、
その空気を切り裂いたのは、
やはりこの人、ダン・カーターでした。

残り10分の後半30分。

ワラビーズ陣内40メートルの位置でボールを受け取ったカーターは、
一人をかわしてなんと、
ドロップゴールを選択。

そのキックは見事にゴールをとらえて、
ワラビーズに流れかけていた流れを一気に引き戻す値千金の一撃となりました。

この時点で24-17。

まだ7点という僅差ではありましたが、
スタンドの空気を支配したこの瞬間、
オールブラックスの優勝は決まったといってもいいでしょう。

最後はバレットが、
とどめの”美しい”独走トライを決めて、
オールブラックスが前回大会に続いて、
連覇の偉業を成し遂げました。


それにしても。

息をもつかせぬ見事な攻防の数々。

ダン・カーターの正確無比なキック。
ソニービルからノヌーへの、
相手を切り裂くパス。

すべてがため息で語られるような、
美しいオールブラックスのラグビーでした。

そして敗れたとはいえ、
ワラビーズも見事。

両チームのまさに【頂上決戦】に、
全世界のラグビーファンは、
釘付けになったことでしょう。


やっぱりオールブラックスはすごい。

日本代表がいかにすごいことをやっても、
そのはるか上にこの黒づくめの軍団が、
悠然と立ちはだかっています。

『そうじゃなくちゃ!』

そんなことを思いました。

やっぱりいつまでもオールブラックスは、
憧れの軍団でいてほしい。
そんなことを思った決勝でした。


オールブラックスは、
この大会を一つの節目として、
世代交代が進んでいくようです。

次回の2019年、
日本にどんな姿で登場してくれるのか、
本当に楽しみです。


2019年のワールドカップ。

今から、
『日本の試合でしょ、そしてオールブラックスと……それから決勝も、行きたいなあ。。。。。』
なんて、
取らぬ狸のなんとやら。。。。

4年間、
待ちきれるかなあ。。。。。


そういえば、
昨日の夜は、
テレビで帝京大vs早大の試合を見ました。

帝京大を見ていると、
旧来の大学ラグビーにはとらわれない、
自由で力強いラグビーの萌芽を感じることが出来ました。

各カテゴリーでこんな感じの強化が進んでいけば、
ラグビー新時代を迎えることができると思いますね。

そんなことを感じた、
≪ラグビーサンデー≫でした。


おめでとう!オールブラックス!

お見事でした。


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