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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

選抜高校野球第4日 宮崎西・高崎 それぞれの戦い

2012年03月26日 | 高校野球

数日の出張で、
第2日、第3日は結果のみしかウオッチ出来なかったセンバツ。(まあ、撮りだめてあったので録画は深夜にしっかり見ましたが)
なんとなく自分の中で盛り上がっていませんでしたが、
昨日は終日堪能することが出来ました。

やっぱりセンバツを見ないと、
春は来ませんね。


さて、
雨で1日+1試合順延となった選抜大会。
昨日は、秋の明治神宮大会で優勝を争った”候補”2校に加え、
文武両道の極みともいえる2校も出場。
華やかな1日となりました。

昨日登場した話題の2校。
宮崎西と高崎。

いずれ劣らぬ、
全国屈指の進学校です。

『普通の選手を集めた、あくまでも部活』
の両校がどんな戦いぶりでここまで上がってきたのか、
大変に注目されました。

しかもこの2校、
その価値が高いのは、
両校ともにレベルの高い九州・関東大会を勝ち抜いて、
一般選考で選抜キップを掴み取ったというところです。

剛腕がいるとか、打線の力がものすごいということはありませんが、
『どうやったら野球というのは勝っていけるのか』
という原点を見る上で、
彼らの戦いぶりを見るのは、大変に楽しいものがありました。

両校ともに最後は力尽きてしまいましたが、
強豪に対峙しての精一杯の戦いぶりは、
素晴らしかったと思います。


宮崎西は、
相手の桁違いの剛腕である愛工大名電・浜田を攻略はできませんでしたが、
軟投のエースを盛り立てた守備の精度の高さは、
九州大会で上位に食い込んだ片鱗を十分に見せてくれたと思います。

エース戸高クンの、
速球110キロそこそこ、
変化球70~80キロ台という投球は、
ある意味ワタシを魅了してくれました。

中盤は打ち込まれたものの、
前半名電の打者は、
ことごとく引っかけさせられていました。

全国の『140キロ台の速球を持たない』エースくんたちにとって、
大変参考となるヒントがいくつも隠されていたのではないでしょうか。
どんな強打線に相対しても、
ビビらずしっかりした制球力と緩急で勝負すれば・・・・・・ということですよ。

高崎も、
近江のエース・村田くんの速球、変化球によくついていっていました。

球運が反対に転んでいたら・・・・
と思わせるような、
がっぷりと組んだ戦いぶりを見せてくれました。

打線はよく振れていたと思います。

甲子園は、
こういったチームの野球も見せてくれる、
本当にいいところですね。

両校とも、
お疲れ様でした。

夏も本気で、
この聖地を狙ってください。


さて、
昨日は本当に面白かったのですが、
面白ついでに一つ。

北照高校のエース・大串君。

2本のヒットを打って気を吐きましたが、
ランナーに出た時、投手に許されるジャケット着用でわが目を疑いました。

彼が身に着けていたジャケットは、
なんとダウンジャケット!!!
『え~~初めて見たよ~~』
という驚きとともに、
軽量そうで動きやすく、かつ暖かそうなそのダウンを見て、
『いいな~』
と思っていました。

さすがは北海道のチーム。

北照はそのほかにも、
他校が持っているエナメル系やでデカ系のバッグじゃない、
リュックを背負って甲子園を後にしていきました。

これもまたびっくり!!!

北海道という地域性もあるのでしょうが、
『あんないいもん、あったんだ~~~』
と感心してしまいました。

ジャケットを着用するのは春だけなんで、
春のセンバツならではの光景でしたね。

またひとつ、
新しいこと発見しちゃったよ!


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