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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

まだ夏は終わらない。。。というより、好投手のお祭りだあ! 高校選抜vs大学選抜

2016年08月29日 | 高校野球

夏の甲子園が終わって1週間。

まだまだその余韻が残る中、
QVCマリンフィールドで、
高校選抜vs大学選抜の昨年に続いての2回目の対戦が実現。

最近の高校野球人気もあって、
満員の観客が詰めかける試合となりました。

この試合、
大学生と高校生が対戦するという『歴史的な試合』の2回目なのですが、
今年は昨年よりもさらに進めて、
『夏の最後の野球フェス』
という趣の楽しいイベントになりました。

高校選抜を応援する【習志野高校吹奏楽部】の”美爆音応援”。
この”美爆音”が有名になってからは、
初めて彼らの”演奏”を聞きましたが、
やっぱり素晴らしい音でした。
そして音だけではなく、
それに合わせる部員の声やチアの動きなども素晴らしい。
やっぱり『応援日本一』といわれるだけはありますね。

一方の大学選抜を応援するのは、
東京六大学応援団&吹奏楽団選抜。

こちらも古典的な日本の『野球応援』である六大学野球のテイスト満点の、
素晴らしい応援でした。
各回ごとに六大学の応援曲が変わって演奏されたのは、
大学野球ファンとしては血が沸騰しました。

試合の合間には花火も上がったり、
最後には決意表明があったり、
いろいろと盛り上がる趣向がいっぱいの『壮行試合』でしたね。

さて、試合の方です。

『高校代表の打線は大学の投手陣を打ち崩せないだろうなあ。。。。。』
とあらかじめ思っていましたが、
見事なまでに抑えられました。

やはり木のバットで大学の投手陣に向かうのは、
ある種『無謀かなあ』と思わないでもありません。

何しろ大学選抜の投手陣、
柳(明大)に始まって、
濱口(神奈川大)、佐々木(桜美林大)、田村(立大)と、
ずらりと『ドラ1候補』が並ぶ圧巻のリレー。

『彼らにつながれたら、プロの若手でも打てんわ!』

って感じの圧巻の投球でした。


しかし高校選抜の投手陣も負けていません。

先発した早川(木更津総合)こそ打ち込まれたものの、
その後をつないだこちらも『ドラ1カルテット』の、
藤平(横浜)、寺島(履正社)、高橋(花咲徳栄)、今井(作新学院)の4人は、
甲子園が終わってまだ間もない時期でありながら、
その疲れを見せることもなく素晴らしい球を投げ込んでいました。

結局大学選抜も、
2回からはゼロ行進。

終わってみれば、
得点が入ったのは大学選抜の1回の攻撃だけで、
5-0という試合でした。


正直に言うと、
大学選抜も高校選抜も、
プロで成績を残せそうな打者はほとんど見当たりませんでした。

どちらのチームも、
投手陣と打撃陣が非常にアンバランスな『投手型チーム』という感じがしましたが、
それだけ投手には双方ともに素晴らしい人材が集っていたということ。

大学選抜は、
このメンバーに田中正義投手(創価大)が加わるんですから、
本当にすごいものがあります。

ドラ1かドラ2で消えると思われる投手だけで、
双方で8人が名を連ねるという凄さで、
さながらドラフト会議前の最後のプレゼンを見ているようでした。

ちなみにこれだけ生きのいい速球を投げるピッチャーがそろっていると、
目の錯覚なのか、
140キロ台後半の速球でも、
なんだか全然早く感じなくなるものなんですね。

人間の目の錯覚とは恐ろしい。

まあ、それほどにレベルの高い【好投手の競演】でした。


ということで、
雨も何とか降らずにこの壮行試合ができて、
よかったと思います。

わずか3安打で18三振に抑えられた高校日本代表が、
明日から台湾で開かれる【U-18アジア野球選手権】に出場します。

打撃陣は心配しなくても、
土曜日に対戦した大学選抜のピッチャーみたいな素晴らしいピッチャーは、
相手のどこを探しても出てこないから、
安心して戦いに臨んできてほしいと思います。

がんばれ!U-18日本代表!


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