村田諒太・比嘉大吾。 黄金の拳が横浜で炸裂。

４／１５『ＦＵＪＩ　ＢＯＸＩＮＧ』　 ～横浜アリーナ～

◇ＷＢＡ世界ミドル級タイトルマッチ　１２回戦
　チャンピオン　　　　　　同級10位
　村田諒太（帝拳）　vs　　エマヌエーレ・ブランダムラ（イタリア）

◇ＷＢＣ世界フライ級タイトルマッチ　１２回戦
　チャンピオン　　　　　　　　　同級2位
　比嘉大吾（白井具志堅）　vs　　クリストファー・ロサレス（ニカラグア）



来る日曜日、
ミドル級の王座を獲得した村田諒太が、
横浜で初めての防衛戦を行います。

そして16連続KO勝ちという「日本記録」を狙う比嘉も防衛戦。
2月に地元沖縄で凱旋試合を行った比嘉は、
2か月という短いスパンでのタイトルマッチとなりました。

村田は昨年、
エンダムとの2度にわたる激闘を繰り広げ、
その結果ミドル級という厳しい階級で世界王座を奪取。
日本中の話題となりました。
今回、初めての防衛戦となります。

相手は38歳という大ベテランのブランダムラ。
KO率が低く、最初からポイント狙いの戦いを繰り広げてくるボクサーだそうですが、
村田得意の前に出る圧力で相手のスタイルを崩す戦法がはまりそうで、
早い回でのKOも可能とみています。

それよりも村田は、
今後待ち受けるであろうビッグマッチのため、
もちろんこの戦いが『負けるわけにはいかない』のはその通りですが、
それ以上に未来に希望を感じさせる戦い方が求められます。

まあ言ってみれば、
プロボクサーはそのことが宿命づけられており、
「ただ勝てばいいってもんじゃない」
のは確かですが、
村田のような「世界が注目するファイター」の場合はその圧力も半端ではないものだと推察します。

もう一つ楽しみなのは、
村田のスポンサーにあのベガスのMGMが付いたということが噂されているとのこと。
それゆえ、
今回の防衛戦で、村田のトランクスにMGMの文字が入っているのでは・・・・・・といわれています。

それが確認できたなら、
「次の戦い」はアメリカのベガス、MGMグランドってことかあ。。。。。。。。
そりゃあ、楽しみだわ。


そして比嘉の防衛戦も楽しみですね。

16連続KO勝ちの日本新記録がかかる試合ということですが、
比嘉の場合その『16』という数字の中に、
世界戦も数試合含まれているということに価値があるでしょう。

比嘉も「そんじょそこらのハードパンチャーじゃない」輝ける未来を感じさせるボクサーだけに、
すっきりとKOで勝利を飾ってほしいものです。

相手のロサレスはそこそこやる選手と見ましたが、
比嘉の相手にはならんでしょう。
コンディションさえ整っていれば、
比嘉のKO勝利は動かないとみています。

比嘉は今後、
現在のフライ級から1階級上のスーパーフライ級に階級を上げるといわれています。

スーパーフライといえば、
先日まで井上尚弥が君臨していた階級。

そしてこの階級には、
シーサケットをはじめとして強豪がひしめき、
アメリカでは『スーパーフライ』なるこの階級の強豪集う興行も行われています。

そこで比嘉が存在感を表すと、
井上と並んで「世界の比嘉」として華々しくアメリカでのデビュー、
そしてPFP（前回級での総合ランキング）での上位進出も夢ではありません。

世界チャンピオンとはいえ、
まだまだ「助走段階」だと思っているポテンシャルの高い比嘉大吾。

具志堅師匠以上の大物になる日も、
そう遠いことではないかもしれません。


そんな重量級と軽量級のスターの競演。
横浜では、4・15が熱くなりそうです。