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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第96回全国高校サッカー選手権 決勝は流経大柏vs前橋育英

2018年01月06日 | サッカー

≪第96回全国高校サッカー選手権大会≫ ~さいたまスタジアム~

【準決勝】

流経大柏(千葉) 〇 1(0-0,1-0)0 ● 矢板中央(栃木)

前橋育英(群馬) 〇 6(3-1,3-0)1 ● 上田西 (長野)



準決勝を勝ち上がり、
いよいよ『決戦の地』埼玉スタジアムに乗り込んできた4校。
関東、甲信越のチームが4強を占め、
今年のインターハイと同じ図式になった選手権大会。

今日の2試合は、
優勝候補の流経大柏と前橋育英が、
その力を見せつけて決勝への切符を手にしました。

第1試合は、
守りの分厚い流経大柏に対して、
矢板中央も分厚い守備で対抗。

前半を0-0で折り返して、
『ひょっとしたら』の期待を抱かせながら試合は後半に突入しました。

後半残り20分までしのげば・・・・・・
という矢板中央のゲームプランを打ち破ったのは、
流経大柏・加藤の見事なボレーシュート。

左サイド斜め後ろからのロングボールでのクロスを、
加藤がボレーで振りぬくと、
ボールは見事にサイドネットに突き刺さり先制ゴール。
ワールドクラスの素晴らしいゴールで先制した流経大柏は、
残りの時間はしっかりと守りを固め、
相手に決定的なチャンスを与えずに守り切りました。

見事な自分達のサッカーに徹し、
10年ぶり2度目の決勝進出を果たしました。

流経大柏は今年度のインターハイ覇者。
そしてプレミアリーグ参入戦に勝利し、
来年度のプレミア入りも決めている強豪。
今年度のこのチームは、
取れるタイトルはほぼすべて獲るという、
充実の1年となりました。

最後の決勝でも勝って、
この1年の有終の美を飾ることができるでしょうか。


第2試合は、
前橋育英が魅惑のパスサッカーで上田西を終始圧倒。
序盤から圧倒的に攻め続け、
飯島、五十嵐がそれぞれ2ゴールずつをあげるなど大量6得点。

昨年の決勝で青森山田に大敗した悔しさを晴らすべく、
同じ高みまでついに上ってきました。

とにかく前橋育英は、
攻撃、守備共に鋭く、
足元の技術、展開力、ハードワーク、
どれをとっても今年度の『高校NO1』と言うにふさわしいチームですね。


さて、
決勝です。

流経大柏はインターハイ優勝。
そしてプリンスリーグ関東では2位。
そしてプレミアリーグ参入戦を勝ち抜き、
来季のプレミアへの昇格を決めています。

一方の前橋育英は、
昨年度の選手権準優勝から始まり、
今年度はインターハイ4強。
プリンスリーグ関東では流経大柏を上回り優勝を飾りましたが、
プレミアリーグ参入戦では敗れ来年度のプレミア昇格ならず。


両校の直接対決は、
プリンスリーグ関東では前橋育英の2戦2勝。
しかしインターハイ準決勝では、
流経大柏が前橋育英を準決勝で破っています。


ま~
両校互角。。。。。

それしか言えませんね。

どちらが勝つのか。

試合は前橋育英がボールポゼッションで上回るものの、
流経大柏がしっかりと守りゴールを許さないという展開になりそうな気配がありますね。

流経大柏は、
準々決勝、準決勝などのように、
0-0で後半まで持ち込みそこで先制点を奪うというのが理想的な展開でしょうか。

前橋育英としては、
何としても流経大柏の堅固な守備陣をこじ開けていかなければなりません。

両校実力伯仲の、
本当に面白い試合になりそうですね。


さて、今年度の高校サッカー。

昨年の青森山田の選手権初優勝から、
青森山田の天下を予想していましたが、
意外や意外、
インターハイでも選手権でも、
関東勢、特に流経大柏と前橋育英が引っ張るという形となりました。

インターハイは、
優勝;流経大柏 準優勝;日大藤沢 4強;前橋育英・市立船橋

そして選手権4強も、
決勝;流経大柏・前橋育英  4強;矢板中央・上田西


珍しく関東勢が大活躍した年となりました。
選手権を見ていると、
青森山田をはじめとし、
優勝候補に挙がった東福岡や大阪桐蔭などが激戦の中で敗れ、
波乱が演出された年だったと思います。

それにしても上田西や日本文理などの躍進を見るまでもなく、
本当にサッカーでは地域差というものが全くなくなりましたね。
『どこが勝ってもおかしくはない』
という群雄割拠の戦国大会として、
高校サッカー選手権大会は本当に近年面白くなってきているような気がします。

Jユースのチームに好選手が集まり、
高校選手権は必ずしも『世代最強を決める』大会ではなくなっているかもしれませんが、
大会としての魅力はいささかも衰えるところがないというのが、
なんだかうれしいところではあります。

さて、明後日の決勝。
手に汗握る激闘になることは必至。

楽しみです。


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