ラグビートップリーグきょう開幕 W杯に向け、とても大事なシーズン

ラグビーのトップリーグがきょう開幕します。

今日は各地でナイター開催。
パナソニックは大阪でクボタと、
神戸製鋼は神戸でNTTコムと、
秩父宮では東芝とキャノンが激突します。

夏、秋のナイター開催、
ワタシ結構好きなんですよね。
今日はふらっと秩父宮に寄ってみようかなんて計画を、
自分の中では立てています。

いよいよ来年に迫ったラグビーワールドカップ。
あと１年後には、
あの素晴らしい大会が日本で開催されるわけです。

ということで、
今年は日本ラグビー界にとっても、
本当に大切な１年になりそうです。

巷の話題は２年後のオリンピックばかりなんですが、
「２０１９年には、ラグビーのワールドカップも行われるんだよ～」
と声を大にして叫びたい気分ですね。

チケットの争奪戦もすごいことになっていて、
ワタシも何度も挑戦したものの、
いまだに日本戦のチケットを手にすることはできません。
（とはいっても、首都圏開催のものだけを狙っているんで、倍率が半端ないんですが）
まあ、ほかのチケットは多少手に入れているんで、
そちらで楽しむしかないかなあ・・・・・なんて思っているところです。


今年のトップリーグは短期決戦。
昨年同様、
レッドとホワイトの２つのカンファレンスに組み分けをし、
１０月末までに各カンファレンスの順位を決定。

その後順位決定トーナメントをやり、
１２月１５日に秩父宮で優勝が決まるというものです。

そのほかに年明けの１月にトップリーグカップというのも開催される予定。
そんな日程になっています。


ワタシはラグビーでは、
地元（＆元地元）のチームを応援していて、
東芝、サントリー、キャノンの”３チーム推し”なんですが、
優勝への期待はサントリーへ、
そして開幕戦から激突する東芝とキャノンには、
いい戦いを期待しています。

正直、
あまり優勝ということにはこだわっておらず、
血が沸騰するような激突を見せてもらえれば、
もう満足感はいっぱいです。

勝利にこだわるのは日本代表の時のみですかね。


今年のトップリーグ。

少し前から続いている、
『世界のスーパースターがこのリーグでプレーする』
という流れが、今年も続いています。

何といっても注目されているのは、
神戸製鋼に加入したSOの”超スーパースター”ダン・カーター。

「何で彼が日本でプレーするの？？」

というぐらいのスーパースター。
ラグビー好きなら知らない人はいないという名前で、
サッカーでいえばメッシ・ロナウドクラスの超大物です。

そのほかでもパナに加入のフランカー、マット・トッド。
東芝にもワラビーズの大物、SOハリスが加入。

彼らのプレーを見るのが、
とても楽しみです。

しかしこの２０年ぐらいで、
感じることがあります。

２０年ぐらい前までは、
ダン・カーターほどの選手ではなくても、
豪州やNZなどで鳴らしたキャップ持ちの選手が来ると、
それはもう彼をだれも止めることができず、
一人で局面は打開するわ、トライは取るわ、キックは成功させまくるわ・・・・・・・・
ともうそれはそれは日本の相手チームが蹂躙されまくるということがある意味『定番』だったんですが、
今は全くそんなことはありません。

一人、二人のスーパープレーヤーだけが突出するチームでは、
トップリーグの上位には通用しなくなっています。

日本の選手も、
スーパースターに対峙して、
吹っ飛ばされたりかわされまくることなく対応できていて、
昔とは様相が異なっています。

１０年ぶりや２０年ぶりに、
久しぶりにトップリーグの試合を見るなんて言うと、
あまりの違いに驚くんじゃないでしょうかね。


それは野球でいうと、
昔は高校で１４０キロ投げたらすごく騒がれていたのに、
今や登板する投手の半数近くが１４０キロ超の球を投げる……
というのと似ているかもしれません。

精神的な・・・・・
という部分を除いて言うならば、
ラグビーも野球も、
競技としてのスキルは毎年ぐんぐん上がっていっているということなんでしょうね。


トップリーグのラグビー、
面白いですよ。
一度ぜひ会場に足を運んでみることをお勧めします。

今年も各地で試合が組まれていますから、
かつてよりずっと観戦できる機会も増えていると思われますから。


このトップリーグのリーグ戦（順位決定トーナメント前）が終わると、
いよいよ日本代表が正念場となる「秋の連戦」に挑んでいきます。

世界選抜との試合を皮切りに、
オールブラックス戦、イングランド戦と、
世界トップチームとの対戦が待っています。

そしてその３連戦で、
ある程度「日本の現在地」を知ることができ、
来年のワールドカップでの日本に期待を寄せていく、
という流れになっています。

とても大事な今年の秋シーズン。

選手の皆さん。
どうかご無事で、武運を祈っています。